日刊ゲンダイDIGITAL

  • facebook  
  • twitter  
  • google+

8月改造“目玉”は三原じゅん子入閣…甘利&下村氏も復権か

 首相の“盟友”麻生副総理兼財務相、今年就任したばかりの石原経済財政相は留任との見方が強いが、菅官房長官は分からない。

「菅氏は今まで決定的なミスをしていませんが、消費増税の再延期の際に党や閣内での根回し不足が露呈したように、調整力を疑う声もあります。安倍首相は、側近で調整上手の加藤勝信1億総活躍担当相あたりを官房長官に起用するかもしれません。菅氏には党幹事長か重要閣僚を打診すれば丸くおさまるでしょう」(政治評論家の伊藤達美氏)

 ギョッとするのは、安倍のお友達たちが復権する可能性があることだ。新国立競技場の総工費をめぐる監督責任を問われて文科相を事実上更迭された下村総裁特別補佐と、口利きワイロ問題で辞任した甘利前経済再生相を閣僚か党三役で起用することを検討しているという。

「安倍首相が『包括的かつ大胆な経済対策』にこだわっているのは、“お友達”の甘利氏を再び起用したいからではないか。安倍首相は甘利氏を『もう一度、日の当たるところで処遇したい』と考えているようです。しかし、甘利氏は不起訴になったとはいえ、市民団体が検察審査会に処分不服を申し立てている段階。世論が許すとは思えません」(前出の官邸事情通)

 相変わらず、独裁首相のやりたい放題になりそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のニュース記事