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心と体を大切にしよう

心と体に良い情報を紹介します

脳の萎縮が「感情の老化」を招く 「感情の老化」を防ぐ方法

メンタルヘルス

歳を取るほど、キレやすくなる!?

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「高齢者の犯罪」20年で45倍

警察庁によると、暴行を振るった高齢者の検挙件数は20年前には67人だったが、2013年には3048人と45倍の増加だ。最近では、兵庫・加古川市で75歳の男がタバコのポイ捨てを注意した6歳男児の首を絞めたり、東京・千代田区では69歳の男がベビーカーが「邪魔だ」とすれ違いざまに1歳児を殴る事件が起きた。

 

20年前に比べて高齢者の人口が増えているから、検挙数も増えているという単純な理由もあるだろうが、なぜ暴力を振るうなど荒れるのか。高齢者問題に詳しいノンフィクション作家の新郷由紀さんは「関わってくれる人がいない、日常的楽しみがない、人間関係がうまく築けないなどで孤立化し、キレやすいくなっています」と話す。

 

コメンテーターの菅野朋子弁護士も「高齢者の犯罪は、以前は貧困による万引きが多かったのですが、暴行が増えているのは実感としてありますね。高齢者は孤立しやすいのに、とくにインターネット、スマホ時代で高齢者は置いてきぼりになっているのでしょう」

キレる高齢者増加中!勝手に他人の家上がり込み・・・注意した小学生殴って逮捕 : J-CASTテレビウォッチ 

 

きれやすい原因は「感情の老化」

「感情老化」は身体の老化を加速させる

ストレスの多い職場、仕事量も増す一方。なんとか平穏無事に日々を送っていけたらと思う半面、この先長く働くためにはどうすればいいのか、漠然とした不安を抱く人も多いかもしれません。

 

実は、「リスクを避けて安全に生きたい」といった考えで凝り固まってしまうことこそ、全身の老化を加速させる「感情老化」の徴候なのです。

 

感情の老化は脳の萎縮が原因

感情老化とは、脳の中の「前頭葉」という感情や意欲、創造性などをつかさどる部分が老化することをいいます。

 

長年、高齢者医療の現場で膨大な量の脳のCTやMRI検査画像を観察してきた結果、「加齢によって脳は萎縮するが、均等に萎縮するわけではなく、前頭葉が最も早く萎縮する」ことが分かってきました。前頭葉の萎縮は、早い場合は40代から始まります。

 

前頭葉が萎縮すると、怒りが収まらない、意欲が湧かない、柔軟性がなくなるといった「感情老化」の症状が多くなります。

 

「感情の老化」のせいでキレやすくなる

怒りは強いストレスを感じるとそのストレスに対処するために生じる感情です。「感情の老化」の始まっていない人なら怒りを感じてもそう簡単にはキレません。でも、「感情の老化」が始まっている人は脳の萎縮が原因で自制心が衰えているためちょっと怒りを抱いただけでもその感情を抑えきれなくなりキレてしまいます。

 

怒りの感情は人を疲れさせます。そんな人を疲れさせる感情を「感情の老化」が始まった人は抱きやすい。つまり、「感情の老化」が始まった人は怒りを抱く頻度が高いため疲れやすいということです。疲れは人を怒りっぽくします。つまり「感情の老化」が始まった人は「感情の老化」によるキレやすさと疲労によるキレやすさを併せ持っているということになります。

 

疲れは人から意欲を奪います。意欲を失えば、老化に抵抗する気力も奪われてしまいます。そのためますます老化が進んでしまいます。

 

「感情の老化」を防ぐ方法

「感情の老化」を防ぐには前頭葉に刺激を与える必要がある

安心の追求は面白くない

失敗しないことを追及するのは、安心を得るためです。そこに喜びはありません。どれだけ追及しても得られるのは安心感だけです。安心感しか得られない行為はつまらないです。そこに感動や喜びはありません(特殊な性癖な人は安全追及に喜びを感じるかもしれませんが、そういう人は少数派だと思います。ほとんどの人は安全追及に喜びなど感じないと思います)

 

つまり、どれだけ安心追求を続けても楽しくないということです。つまらないことを続けていても脳は活性化しません。どんどん機能が低下していくだけです。脳は楽しいことをしないと活性化しないのです(危機的状況も脳を活性化してくれる)

 

楽しいことを追求しよう

自分が楽しいと感じることをしましょう。楽しいと感じることをすれば自然と脳が活性化され「感情の老化」の進行を遅らせることができます。趣味に没頭してみましょう。新しい楽しみを見つけるために今までやったことないスポーツや習い事にチャレンジしてみましょう。

 

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