無所属の平野達男元復興相が自民党に入党届を提出していたことが13日、分かった。同党岩手県連が受理するかどうかを検討している。平野氏の入党が決まれば、自民党は参院の新勢力で122議席に増え、27年ぶりに単独過半数となる。
平野氏は12日に自民党の谷垣禎一幹事長と会談し、入党届を出した。自民党幹部は13日、「最終的には受理されるだろう」と語った。自民党は10日投開票の参院選で56議席を獲得。非改選65議席とあわせれば、単独過半数まで残り1議席の121となっている。
平野氏は2001年に当時の自由党から出馬し初当選。民主党との合併後、同党政権で復興相などを務めた。13年の参院選では無所属で出馬し、自民候補などを破った。