高知に来てから始めた「イケハヤ書生システム」。
「毎月10〜15万円くらいお金を払って、適当に仕事をしてもらって、独立してもらう」というベーシックインカム的な仕組みです。
ぼくとの関わり方はそれぞれですが、2016年時点で延べ9人の若者にお金を払い、ベーシックインカムの実験しています。
3人卒業予定!
んで、嬉しいことに!卒業が相次いでいます。
一人目は、昨年4月から一緒に仕事をしている矢野大地氏。就職先が見つからずフリーター状態だったので、ぼくが拾いました。
今は自分でNPOを起業し!むしろ人を雇用する側に回っています。どんどん仕事が集まってきているようで、なんともすばらしい。
20年以上も続く歴史あるNPOフォーラムの実行委員長に任命されてしまった。
— 矢野大地 (@123Vaal) 2016年6月30日
NPO立ち上げてまだ、2週間のペーペーが…
高知のいいところは若い人に挑戦させてくれるところだろうな!
彼は同じ町に住んでいるので、今後も一緒に仕事をしていくことになるでしょう。今まで面倒見たわけなので、逆にぼくに仕事を発注してほしいですね!w
二人目はサトモトさん。
モラトリアム期にいろんな挑戦をすることは大事。とにかくいろいろやってみる。そして道が見えたら選択し、いらないものを捨てていく。その勇気が必要。周りに迷惑をかけながら、それでも価値を提供しながら進んでいこう。
— サトモトヒロノリ (@Hyakujuoh) 2016年7月8日
佐賀県武雄市で公務員をしていたのですが、公務員が合わずさっさと退職。ツイッターとかで「もったいない」「失敗する」「イケハヤが若者の人生を破壊した」とか、さんざ言われていた記憶がありますw
何もない状態で高知に来て、1年ほどうろうろしたところ、なんだか次の仕事を見つけることができたそうです!あんまり詳しく聞いてないのでわかりませんが、生活に必要なお金は自力で稼げるようになったということなのでしょう。
ほんとすばらしい!彼もしばらくは高知にいるようなので、卒業後も一緒に仕事をすることになりそうです。
最後は木村すらいむさん。今話題の新卒フリーランスです。
タクスズキさんが高知に遊びに来たときに、お話させていただきました! / 「東京でタワマンにお金を使うのはつまらない」イケダハヤトはなぜ高知でベーシックインカムを払い続けるのか? | らふらく^^ https://t.co/5zn0ZKzugM via @TwinTKchan
— 木村すらいむ (@kimu3_slime) 2016年7月10日
彼は4月に高知・嶺北に入り込みまして、一緒に仕事がしたかったのでベーシックインカム的にお金を払うことにしました。
が!! 一瞬で生計を立てられるようになり、7月の時点で卒業してしまいました……。ほくが面倒見たのは2ヶ月w
めちゃんこ優秀なのは知っていたけど、レベルが違いますね。すらいむ氏を見ていると、「新卒フリーランスなんて無謀だ」とか騒いでいるサラリーマンが愚かしく見えます。
しばらくは増やしません。
「れいほくオープンラボ」の開発でお金がかかるので、しばらく書生は増やしません。8,000平米の土地の開発は大変なのですよ……。自分の家も作らないといけないし。
書生を集めるにしても、住む場所がないので、それを作ってからですね。次の書生のみなさんには、ぼくが作った小屋に住んでもらいますw んで、薪割りとかニワトリの世話もしてもらおうかなぁ、と。ほんとうに書生っぽくなりますよね。
地方は生活費が安いので、無料の住居をあてがってしまえば、免許を持っている健康な独身者であれば、月5〜6万くらいで生きていけちゃうんですよ。これは未来だなぁ、と思っております。
ぼくが最低限のお金を払うので、足りない分はブログなりクラウドソーシングなり林業・能郷湯なり、自分のやり方で勝手に稼いでください。そういうやり方で、仲間を増やしていく予定です〜。乞うご期待。
まずは道の整備をしないと……。いくらかかるのだろうか……。