一畑電車、86年ぶり新造車両「デハ7000系」導入…12月から営業運転
鉄道 企業動向
一畑電車の発表などによると、デハ7000系はJR西日本グループの後藤工業(鳥取県米子市)が製造。1両で運転できる構造を採用し、定員は129人(うち座席64人)になる。現在運用されている1000系(元・東京急行電鉄1000系電車)より7人(座席は20人)多い。
走行装置はVVVFインバーター制御や回生ブレーキを採用し、使用電力を削減する。車体外観は「親しみのある車両とするため」フルラッピングするとしており、デザインは公募を予定している。案内装置は外国語にも対応させる。
今後は8・9月頃に1両目を搬入。試運転や検査を経て12月から営業運転を開始する。ラッピングデザインは9月に公募を行い、10月に決定する予定だ。一方、2両目は2017年1月の搬入、2月の営業運転開始を予定している。
一畑電車は、電鉄出雲市(出雲市)~松江しんじ湖温泉(松江市)間33.9kmの北松江線と、川跡~出雲大社前間(出雲市)8.3kmの大社線を運営している鉄道会社。両線とも以前は一畑電鉄が運営していたが、2006年4月の持株会社制移行に伴い一畑電鉄全額出資の一畑電車が鉄道事業を引き継いだ。
一畑電車が現在運用している旅客車両は、全て他社から譲り受けたもので、自社で発注した車両は運用されてない。一畑電鉄時代を含めると、デハ7000系は86年ぶりの自社発注による新造車両になる。
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