今週のお題「わたしの本棚」
文庫本の棚
僕には本棚が二つあります。ひとつは文庫本専用の棚。
- 星新一
- 北杜夫
- 司馬遼太郎
- 大仏次郎
- 山岡荘八
- 中島らも
こんな人達が入居してらっしゃいます。星新一なんて30年くらい前からそこに座ってる。たまに懐かしくなって膝の上に載せてやったりしますけど、この人達の本っていうのは本当に色あせない。そりゃそうか、みんなすでにこの世にいなかった。
僕は時代小説が好きなんです。本を読んでいるうちに「文字を追う」というよりも主人公に出会ってるような感覚になるんですよね。例えば司馬遼太郎の「燃えよ剣」を読んでいると新選組という組織を必死で作り維持していこうという土方歳三、担がれてるんだけどなんか憎めないキャラの近藤勇、空気を読まず飄々としている沖田総司。こんな人達に囲まれて自分がそこにいるような気分になれるんですよね。
そう、小説を読むというのは「主人公たちに会いに行く」ということなんです。だからビジネス書はさっさと売り払ったりできるんですが、小説というのはずっと手放しません。貸して返ってこなかったらまるで人質を取られたような気分です。
特に司馬文学の好きな所はそのキャラがすごく濃いということ。坂本龍馬しかり、新史太閤記の秀吉しかり。キャラに惚れるというのはまさにこういうことなんでしょうね。
一番どれがおすすめかというとやはり竜馬がゆく、かなあ。でも紀行集もすき。いやこれは司馬遼太郎風。
ビジネス書の棚
先日、この棚を整理してました。大きさもバラバラ、厚みもバラバラで本棚に入れておくのがすごく難しい本たち。じつは1000円くらいのカラーボックスを寝かせて本棚として使っています。それなら背の高い本も入るので。
一番上に載せた写真はその時のもの。ここからパズルのように背の高い本、低い本、薄い本、分厚い本、そしてたまに読むとかめったに読まないとかを選別していきます。
読書ノートを付けてる人とかもいらっしゃいますよね。三色ボールペンで色分けしながら読むのも流行りましたよね。でも基本的には僕はざっと読むだけです。心にひっかかるものがあれば残しますし、いいことが書いてあっても引っかからない本は・・・ブックオフに持って行ったりしますね。あ、写真の本は一冊も捨ててませんから!!
一番繰り返し読んだのはドラッカーの「プロフェッショナルの条件」かな。この本は珍しく赤線を引きまくって読みました。そして読む時の自分の状態によって読み味が変わるというのがこの本最大のいいところ。心にひっかかるポイントが読むたびに変わるというのはほんとにオススメ。
興味があれば是非。
プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))
- 作者: P・F.ドラッカー,Peter F. Drucker,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2000/07
- メディア: 単行本
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いやあ、本って本当に素晴らしいですよね。