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まりなと野獣先輩のクッキー☆kiss 作者:そのまんま東のような人物のイラストをイメージ画として自身が一種の淫夢系のキャラクターとして扱われている、近年ではイワナ系朗読やFXで有り金を溶かしたりしている朗読兄貴
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ポッチャマ・・・(小声)

「待っていたらたぶん、魔理沙さんの素敵なプレゼントが先着1名様にもれなく配られることになるはずだ!たぶん!」
「先着1名・・・・・・私には無いのね」
「霊夢はたくましく生きていてくれ!」
「ちょっと待て!!!」

春麗らかな幻想郷での出来事であった。
高台の上に建つ博麗神社に於いて、世間話をしていた魔理沙…じゃない。まりなは箒を片手に逃亡を試みた。
彼女を追いかけようとするRUはそんなまりなに叫ぶが…当人は既に態勢を整えていた。

「では諸君っ!サラダバー☆!!ってえええ!?」
「アン!アン!アン!アン!アン!アン!アン!アン!アッーンン!」

空から降ってきた汚物にぶつかったまりなはそのまま墜落、汚物もまた地面に落ちてしまうのであった。

「ま、魔理沙!?」
「霊夢ぅ~、客か?」

神社の中から寝ぼけ眼姿で姿を現したSIKは何かの落下音に気づき、RUに問う。
しかし当のRUもまさかの謎展開に眼を丸くしているようであった。

「いや、訳分からないわよ…。…何か空からきたない土砂物が降ってきて…」
「と、とにかく現場へ急ぎましょう!」

ALCの提案で、3人は急いでまりなと汚物の墜落現場へ急ぐことにした。
この事件から、この幻想郷を揺るがす大事件が起きてしまう事を、誰が考えたであろうか。

***真夏の夜の淫夢…ヴォー…

…ん?ここは何処だゾ?
…あれ?大きな草原の中にいつの間にかいるなぁ…たまげたなあ…。
何がどうなってるんだ?
―――ってか誰だこの女の子!?しかも倒れてるゾ。
誰か助けを…って遠野?遠野は何処だ?

「魔理沙!?大丈夫!?」
「わ、私は平気だぜ…」

遠野はいなかった…。
でも女の子の友達らしき3人組がやって来たゾ。
中には角が生えた女の子がいたけど、何処か妹のような覚えがしたけど…気のせいか

「…で、問題はこの汚物ね…って何コレ、きたない…」
「そんなこと言うなんて…頭に、来ますよ~」

俺は「汚い」呼ばわりされていたことに腹を立てた。
正体面の人にいきなり暴言を吐くのは良くないゾ。

「…で、あんたは何しにここへ?」
「わ、分からないゾ。いつの間にか、ここに来てたゾ…」
「だからと言って私にぶつかってくるなんて…。
…なんだなんだよぉお前ぇ、ワタシに興味あんのかぁ~?」
「な い で す」
「…ごぉれいじょう゛…ひどを…きずづけないで…え゛っえ゛っ」

え、どういうことだゾ。
急にぶつかってきた女の子が泣き始めちゃったゾ。
訳が分からないゾ…。

「あんた、魔理沙を泣かせたわね」
「お、俺は何もしてないゾ」
「まあ、貴方も悪気があってぶつかった訳では無いと思うわ。
―――それにしても見かけない顔ね。一体何処から来たの?」
「東京都世田谷区北沢3丁目23−14だゾ」

俺は自分の住所を相手に言った。
この世界は俺が住んでいた世界とは空気が違う。もう絶望しているゾ。
早く家に帰って、遠野と話がしたいゾ…。

「…とうきょうと?聞いたこと無い場所ね。まあ、一先ずはうちに来なさい。何か分かるはずよ」
「お、お言葉に甘えるゾ」
「魔理沙、歩ける?」
「あーありがとうALC、もう私は歩けるぜ…」

俺はそのまま赤い服を着た女の子の後をついていくことにした。
それにしても住居が神社なんて…はえ~たまげたなあ…
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