日本人のほとんどが知らない中央アジアの基礎知識

韓国と中央アジアの交易で鍵となる朝鮮系民族


 まったく似た理由で、朝鮮系民族もまた中央アジア、特にカザフスタンやウズベキスタンに多く定住している。彼らは高麗人、ロシア語でカリィエツ(кореец)と呼ばれている。ソ連時代からロシア沿海地域に住んでいた朝鮮北部地方の人民が一定数いたが、ここでもスターリンは高麗人が敵対関係にあった日本のスパイと化すことを恐れ彼らを中央アジアへと強制移住させたのだった。彼らの多くは既に3、4世代目となっていて民族的教育も育まれることはなかったので朝鮮語を話せない場合が多い。

 現在韓国と中央アジアとの交易で大きな役割を果たしているのもこの高麗人たちだ。韓国は92年の修交以来定期的な投資を続けカスピ海の油田開発を推進しているほか、中央アジアに散らばる同胞を呼び寄せるための研修制度などを充実させている。韓国国内でキルギスやウズベク系の労働者が増えているが、その大部分も高麗人で言語研修や高賃金の労働機会を積極的に提供し続けている。

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