07月13日 09時53分
廃棄処分されるはずだったカレーチェーン店のビーフカツを不正に転売したなどとして愛知県の処理業者の会長らが逮捕された事件で、処理業者の会長がカレーチェーン店側から処分費用として30万円近くを受け取っていたことが警察への取材でわかり、警察は30万円近くをだまし取った疑いがあるとみて捜査しています。
愛知県稲沢市の廃棄物処理業者・ダイコーの会長、大西一幸容疑者(75)は、カレーチェーン店を展開する壱番屋から異物が混入したおそれがあるとして4万枚の冷凍のビーフカツの廃棄を委託されながら、岐阜県の食品関連会社・みのりフーズに3万6000枚余りを食品として転売したとして、12日、食品衛生法違反の疑いで逮捕されました。
大西容疑者は逮捕前の任意の調べで「金もうけのためだった」と話しているということで、壱番屋から処分を委託された際に30万円近くを受け取っていたことが警察への取材でわかりました。
さらに、大西容疑者は転売した先の、みのりフーズから109万円を受け取っていたということです。
大西容疑者は壱番屋に対して「カツはすべて堆肥にした」と、うその説明をしていたということで、警察は処分費用の30万円近くをだまし取った詐欺の疑いがあるとみて捜査しています。
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