07月13日 19時03分
廃棄処分されるはずだったカレーチェーン店のビーフカツを横流ししたとして、愛知県の処理業者の会長らが逮捕された事件で、横流しした先の会社で見つかった領収書などから、遅くともおととし2月ごろに横流しが始まっていた疑いがあることが警察への取材でわかりました。
愛知県稲沢市の廃棄物処理業者・ダイコーの会長、大西一幸容疑者(75)は、カレーチェーン店を展開する壱番屋から処分を委託されたビーフカツ3万6000枚余りを岐阜県の食品関連会社・みのりフーズに食品として横流ししたとして、食品衛生法違反の疑いで逮捕されました。
大西会長はこれらのカツを卸売業者に転売したとして詐欺などの疑いで逮捕された、みのりフーズの元経営者、岡田正男容疑者(78)らとともに13日、検察庁に送られました。
これまでの調べによりますと、逮捕容疑の3万枚以上のカツは去年10月から横流しされた疑いがありますが、みのりフーズで見つかった領収書などを調べたところ、遅くともおととし2月ごろにカツの横流しが始まっていた疑いがあることが警察への取材でわかりました。
壱番屋からダイコーにカツの処分の委託が始まったのは3年前で、これまでに計約60万枚に上るということです。
警察は横流しの実態などを詳しく調べています。
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