大谷 野手で球宴出場 NPBが例外の対応

大谷 野手で球宴出場 NPBが例外の対応
プロ野球、オールスターゲームのファン投票で、先発投手として選ばれていた日本ハムの大谷翔平投手が、指のマメがつぶれた影響で野手で出場することになりました。
NPB=日本野球機構によりますと、大谷投手は、前の登板で右手の中指のマメがつぶれ、球団からオールスターゲームに投手で出場することが難しく野手で出場させたいと申し出があったということです。これを受けて、NPBでは、他の11球団の了承を得て14日、大谷投手の野手としての出場を認めたことを明らかにしました。
オールスターゲームの要項にはファン投票で選ばれた場合、野手は2試合出場することが定められていて、投手については明確な規定はないものの1試合出場しなければいけないことになっているということです。さらに、野球協約では監督推薦などを含め選ばれた選手が辞退した場合、後半戦開始から10試合に出場できないことが決められています。
NPBは、今回の対応は、投手と野手の二刀流で活躍する大谷投手ならではの例外的なものとしたうえで、罰則の対象にならないとしています。そのうえで、今後、罰則を逃れるための前例となるおそれもあるとして、「二刀流を想定したルールを考えていく必要がある」と話しています。
大谷投手は、今シーズン、投手では8勝4敗、防御率2.03の成績を残し、打者としても打率3割3分9厘、ホームラン10本の成績を残しています。