「起業や独立を目的にしちゃいけない。それは目的ではなく手段だ!」
この言葉よく聞きますよね?
目的がはっきりしてないといつかどっかで迷う。起業や独立を目標にするのは本質的に間違ってる。
そうだよね?
分かる。むっちゃ分かる。10人いたら9人はその通りだ!なんていう話。
でもね、起業や独立を目的にしたってぼくはいいと思うんです。
起業・独立が目的ってそんなに悪いことなんだろうか
「この事業をやって社会に貢献したい」という純粋な想いがないと会社は長く続きません。起業するのが目的で起業してはいけません。自分が起業することで、世の中でどんな役に立つのか、そこがいちばん大事です。【 篠原欣子 テンプスタッフ 】
— 起業家名言 (@kigyo024) July 12, 2016
もう名言になってるぐらいだからこれは本当にたしかだと思う。
でも、ぼくはそれでも起業や独立に夢をみてきました。
- 自転車で旅をしてる時は「パン屋を開きたい!」
- 弁当屋に勤めてる時は「弁当屋を開きたい!」
- 介護職に勤めてる時は「居酒屋やってみたい」
そのすべての目的は自分でなにかやってみたかったから。
美味しいパンは好きだし、パックにごはんとおかずが詰まったお弁当も好きだったし、居酒屋は今でも大好き。
でもそれをやりたいと思った理由はそのどれよりも「なにか自分でやってみたい!」という気持ちがあったから。
なんでそんなに起業や独立に憧れるの?と聞かれると、やっぱり
なんかかっこいいから
としか言えません。死亡フラグってやつですか?
「いつか社長になる」と夢見てじっさいになった人の話
地元に昔からぼくに良くしてくれる方がいます。高校時代からいつも気にかけてくれて、ごはんに連れて行ってくれたりしました。
その方は若いころから「いつか社長になる」と夢に見ていたそうです。若い頃からずっと社長になることが夢だったそう。
もともとは東京で働いてたんだけど、「ここではすごい人がいすぎて自分は社長になれない」と悟ったそうで青森県八戸市に来たそうです。そう、社長になるために。
そして今年で会社を作ってから10年になりました。
もしかしたらこういう例はほんの一部なのかもしれません。でも、じっさいにそういう人はいるんです。
ぼくが会社を辞めたのは独立に憧れてたから
ぼくは先月会社を辞めました。その理由として「働きたくなかった」ことがひとつ、そして「自分でなにかやってみたかった」ことがもうひとつの理由です。
ぼくには人と比べて突き抜けたものがありません。高校までやってた野球は散々だったし、仕事はまったくできないし、おまけに人と接するのが苦手です。強いていえばちょっとだけアクセスの多いブログかな・・・とも思うけど、10万PV稼ぐのに2年弱もかかってます。
それでもその「独立」に憧れて会社を辞め、その後就職活動も行ってません。
自分が唯一お金を稼げそうなネットを使って生活しようとしています。
ネットが手段で独立して食っていけることが目的です。
それでも今、楽しい
ネットだけでの生活を試みてもうすぐ1カ月がたちます。
正直いうとしんどいことの方多いんですが、それでも楽しいこともあります。まだまだ判断するには早すぎるかもしれないけど、「これで良かった」と思えます。
「わたし飽き性なんです」って、そりゃ自分の頭で考えないで与えられた仕事だけ毎日淡々とこなしてたら飽きるでしょう。そんな人は何やっても一生飽き性のままだよ。
— あんちゃ@ゲスブロガー (@annin_book) July 12, 2016
ぼくは自分のことを飽き性だと思っていました。「結果も出さないくせに何言ってんだよ」と自分自身に対して思ってましたが、もうこのツイートの言う通り。そう、ぼくは自分で考えることを今までほとんどしてこなかったんです。
じゃあ今は?と聞かれたら、このちっぽけな脳みそでそれなりに考えています。
どうやったら今日1日のノルマをスムーズにこなせるか。そうやったらクラウドソージングやりながらブログを書く時間を抽出するか、どうやったら朝から作業できるか、どの順番で作業すれば効率良く終わらせるか、これやったら仕事の幅が広がるんじゃないか、などなど
相変わらず要領はくっそ悪いです。たまに猛烈に嫌になることもあります。ドラックストアの求人パンフレットに手が伸びそうになることもあります。
でも、それでも楽しいです。
やりがいがあります。どうなるか分からないハラハラ感の刺激が気持ちいいです。
生きてるって感じがすごくするんです。
失敗したらそれを教訓にすればいい。頭で分かっててもやりたきゃやればいい
でも実際ぼくがずっとこの状態でいられるか分かりません。でも、できそうなかぎりやろうと思っています。
「起業や独立を目的にしちゃいけない。それは目的ではなく手段だ!」って頭で分かっていても、それを抑えることができませんでした。
いろんな意見があるけど、どっかに就職するみたいに、ひとつの選択肢程度に考えていいとぼくは思います。
もし失敗したら誰かに笑われるかもしれないけど、でもきっとその方が清々しいよ?
たとえそれで失敗したっていいんだよ。ひとつ学んだことになるから。誰かの話聞いたって本に書いてあったことだって、じっさいに自分で経験して初めて自分の身になることだもん。
まぁ、ぼくが今年の年末あたりに「もう無理ー!やっぱ目的と手段はしっかりした方がいい」なんて言ってたら「コイツwww」なんて笑ってください。
とりあえず、明日も生きます。
以上!世之介でした!
では!