中国駐米大使 南シナ海を米中間の問題にするな
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南シナ海を巡る国際的な仲裁裁判の判断について、中国の崔天凱駐米大使は「南シナ海の問題を米中間の問題にしてはならない」と述べ、裁判所の判断を機に、アメリカで中国への批判が一段と高まり、関係が悪化しないことを望むという立場を強調しました。
南シナ海を巡る国際的な仲裁裁判で、裁判所は中国が南シナ海のほぼ全域に管轄権を主張しているのは「国際法に違反する」という判断を出しました。
これを受けて、アメリカの首都ワシントンで12日講演した中国の崔天凱駐米大使は「南シナ海の緊張が高まったのはアメリカの『アジア重視政策』が始まってからだ。空母や軍用機を派遣していることこそが、真の脅威だ」と述べ、南シナ海の緊張を高めているのは中国ではなくアメリカだという主張を改めて述べました。
その一方で、崔大使は「南シナ海の領有権問題を誇張し、米中間の問題にしてはならない。米中両国の関係が前進できるようアメリカが正しい選択をするよう望む」と述べて、裁判所の判断を機に、アメリカで中国への批判が一段と高まり、関係が悪化しないことを望むという立場を強調しました。
中国は、今月初旬にも外交を統括する国務委員を務めた戴秉国氏をはじめとする代表団をワシントンに派遣し、中国の主張を繰り返しながらも、アメリカなどとの関係の悪化は望まないというメッセージを伝えています。
これを受けて、アメリカの首都ワシントンで12日講演した中国の崔天凱駐米大使は「南シナ海の緊張が高まったのはアメリカの『アジア重視政策』が始まってからだ。空母や軍用機を派遣していることこそが、真の脅威だ」と述べ、南シナ海の緊張を高めているのは中国ではなくアメリカだという主張を改めて述べました。
その一方で、崔大使は「南シナ海の領有権問題を誇張し、米中間の問題にしてはならない。米中両国の関係が前進できるようアメリカが正しい選択をするよう望む」と述べて、裁判所の判断を機に、アメリカで中国への批判が一段と高まり、関係が悪化しないことを望むという立場を強調しました。
中国は、今月初旬にも外交を統括する国務委員を務めた戴秉国氏をはじめとする代表団をワシントンに派遣し、中国の主張を繰り返しながらも、アメリカなどとの関係の悪化は望まないというメッセージを伝えています。