この夏はこの2作で終わりの予定。
がっつり作った狐面・狐マスクのご紹介。
今回は物語もあるのですよ。
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NO1「姫君」
「鬼と女とは、人に見えぬぞよき」
古文「堤中納言物語」のなかに「虫愛づる姫君」という、虫が好きで自由奔放な姫のお話があるのですが、その中の言葉「鬼と女とは、人に見えぬぞよき」にインスピを得てデザインした狐面「姫君」
片面には「女」をイメージした姫面を。
頬紅もさしてほんのり可愛らしく。
もう片面には「鬼」を。
こちらはメヘンディーの要領で、細いチューブからアクリル絵の具をしぼり出して花・蔓・葉を描いていきました。
「鬼と女は、人に見えぬぞよき」とかいいながら両方見えているじゃねえか!!
と言われそうですが、あえて見せることによって「秘めてますから。女と鬼、秘めてますから!!」とアピールすることもできます。
左右で表情が全く違うので、撮影なんかにも面白いかもしれませんね。
こちら、minneにて1800円で販売開始。
NO2「縁陰」
こちらは以前より作りたかった、「口元だけの狐のお面……マスク」。
口元だけのマスクって当たり前だし、口元だけのお面って言うのも難しく、痛し痒しな縁陰ですが、つけてみるとカッコイイです。
普通のお面より1カ所にかかる負担が大きいため、今回は初めて紐穴に金属のカシメをつけてみました。
なんだか、それだけでもすごく格好良く見えてくるのが不思議。
猫神堂のモデル順子さんは、かなり過ぎるほど小顔な為、本当は私が装着して写真を撮りたかったのですが、口元につけるものですので、衛生面を考えてやっぱり順子さんにお願いしました。
今年の夏最後のお面となりそうですが、良いできばえで作った本人は満足しております。
こちらもminneで1500円で販売中。