全在庸被告に懲役5年を求刑

全在庸被告に懲役5年を求刑

2004年05月12日17時40分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  最高検・中央捜査部(部長・安大煕)は12日、租税脱税の疑いで逮捕、起訴された全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領次男の全在庸(チョン・ジェヨン、40)被告に対し、懲役5年と罰金150億ウォン(約15億円)を求刑した。

  全被告には、2000年12月、母方の祖父、イ・ギュドン(01年に死亡)氏から額面価格約167億ウォンの国民住宅債券を受けた後、贈与税74億3000万ウォンを納めなかった疑いがもたれている。

  検察は「債券購入資金の大半は、全斗煥元大統領が畜財した金と判断される」とし「被告は、借名の銀行口座を利用したマネーロンダリングを通じて、巨額の税金を納めなかったにもかかわらず、反省の気配が全くない」と、求刑の理由を明らかにした。

  また、検察は「結婚式のときの祝儀金18億ウォンを167億ウォンに増やした、という被告の主張には信ぴょう性がない」と強調した。検察によると、全元大統領夫人の李順子(イ・スンジャ)氏が管理してきた130億ウォンは、全氏が隠匿した不正資金の一部とみられる。

  また、李氏は今月11日、検察の取り調べで「問題となった130億ウォンは、財テクで増やした40億ウォンを、父が管理しさらに増やしてくれた金だが、この金と、親類から約70億ウォンをさらに集めて、計200億ウォンを、今月末まで、夫(全氏)の追徴金として国家に代納する考え」と話したという。

  検察はまた、全氏の不正資金のうち、10億ウォン以上が流入した手がかりが捕捉された李氏の弟、李チャンソック容疑者も近く召喚し取り調べるとしている。
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