靖国爆発音 韓国人に5年求刑

韓国人被告に懲役5年求刑=靖国爆発音事件−東京地裁

 靖国神社で昨年11月、爆発音がした事件で、火薬類取締法違反などの罪に問われた韓国籍の無職全昶漢被告(28)の公判が12日、東京地裁(家令和典裁判官)であった。検察側は「危険なテロ行為だ」と述べ、懲役5年を求刑。弁護側は執行猶予を求め結審した。判決は19日。
 検察側は論告で、被告は靖国神社にA級戦犯が合祀(ごうし)されていることに不満を抱き、攻撃すれば韓国のマスコミから注目を浴びることができると考えたと指摘。「多数の参拝客や職員の危険を全く顧みず、まさにテロ行為というしかない」と批判した。
 弁護側は最終弁論で、反日的思想を否定し「テロ行為とは異なる」と訴えた。