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鈴鹿ホテル強殺で無期懲役求刑

07月12日 18時57分

鈴鹿ホテル強殺で無期懲役求刑

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去年8月、三重県鈴鹿市のホテルで中国国籍の女性を殺害し、現金などが入ったバッグを奪ったとして、強盗殺人の罪に問われている男の裁判で、検察側は「被害者が死ぬ可能性を認識したうえで危険で執ような暴行を加えた」として無期懲役を求刑しました。
津市の無職、古谷有平被告(23)は、去年8月、三重県鈴鹿市のホテルで中国国籍の38歳の女性の頭などを部屋にあったパイプいすで殴って殺害し、現金11万円余りなどが入ったショルダーバッグを奪ったとして強盗殺人の罪に問われています。
これまでの裁判で、古谷被告はバッグを奪い殴ったことなどは認めていますが、殺意については否認しています。
12日、津地方裁判所で開かれた裁判員裁判で、検察は「硬くて重いパイプ椅子の座面のふちで後頭部を殴るなど、被害者が死ぬ可能性を認識したうえで危険で執ような暴行を加えた」と指摘しました。
その上で、「金欲しさと逮捕を免れるための犯行で、被害者に落ち度はなく、犯行に至る経緯にもくむべき事情はない」として無期懲役を求刑しました。
一方、弁護側は「犯行に計画性はなく、殺意も無かった。被害者を気絶させるつもりが死なせるほどの力で殴ってしまった」などとして、懲役15年程度の有期刑を求めました。判決は7月20日に言い渡される予定です。

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