野党4党は鳥越氏を支援 宇都宮氏はきょう決断

野党4党は鳥越氏を支援 宇都宮氏はきょう決断
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14日、告示される東京都知事選挙を巡って、民進党や共産党など野党4党は、12日、立候補を表明したジャーナリストの鳥越俊太郎氏を、4党の統一候補として支援していくことで一致しました。一方、前回の都知事選挙に共産党などの推薦を受けて立候補した日弁連=日本弁護士連合会の元会長の宇都宮健児氏は、鳥越氏の政策などを見極めたうえで、13日、立候補するかどうか最終的な対応を決めたい考えです。
東京都知事選挙が、14日、告示されるのを前に、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏が12日、記者会見し、「誠心誠意、力を込めて、東京都のために全力をささげたい」と述べ、立候補を表明しました。そして、民進党、共産党、社民党、生活の党の野党4党は、鳥越氏を4党の統一候補として支援していくことで一致しました。これを受けて、民進党の東京都連から、立候補の要請を受けていた経済産業省の元官僚の古賀茂明氏は立候補せず、鳥越氏を支援することになりました。

こうしたなか、前回の都知事選挙に共産党などの推薦を受けて立候補した、日弁連=日本弁護士連合会の元会長の宇都宮健児氏は、鳥越氏の政策などを見極めたうえで、13日、立候補するかどうか、最終的な対応を決めたい考えです。一方、自民党と公明党は、増田寛也元総務大臣を推薦することを決めたのに対し、自民党の小池百合子元防衛大臣は、党の推薦がなくても立候補することにしていて、自民党は平成11年に行われ、石原慎太郎元知事が初当選した選挙以来、17年ぶりの分裂選挙となります。

都知事選挙には、このほか11人が立候補を表明していて、選挙戦の構図は、14日の告示前ぎりぎりに固まる見通しです。