HRSナビの7月1日キーマンインタビューを読んで衝撃を受けました。「この先生、凄い!」と。
元松虫中学校教師の原田隆史先生や今でしょ!の林修先生のように、これからテレビやマスコミに登場してくる先生だと思います。
「今日から君たちは観光大使だ!」
子どもたちは、興味のないことはやろうとはしません。
やったとしても、先生から言われたから、とイヤイヤやったのでは、学べることも少なくなってしまいます。
今回紹介する東京学芸大学附属世田谷小学校の沼田晶弘先生は、色々と工夫をされて、子どもたちのやる気を引き出す今のMC型教師の授業のスタイルを作られました。
沼田晶弘先生は小学校の教師をする前に、塾の講師をなさっていまして、どちらかというと、1人でしゃべり続ける授業をされていたそうです。
今の授業スタイルになったキッカケは、明石家さんまさんのテレビ番組です。
さんまさんが、色々な人の面白い話を引き出したり、話を広げたり、繋げたりしているのを見て、「これだ!」と。
社会科の授業では、「地域について調べなさい」と言って、カリキュラム通りに授業を型通りの進め方をするのではなく、「勝手に観光大使」という言葉を使い、子どもたちに、「今日からみんな、観光大使に就任するからな!」と全員に観光大使に任命。
子どもたちも最初は、「はぁー?」という反応でしたが、先生が「パワーポイントを使っていいよ」、とか「全員好きな都道府県をやっていいよ」と伝えると、子どもたちがどんどんやる気を出していきます。
今までこう進めてきたから、とか、この勉強はしないといけないから、とか、相手が興味を持つかどうかお構いなく進めていくことが間違っていると気付きます。
新しい言葉を使い、新しい発想で、楽しくなるやり方で、できるよう工夫することですね。
先生とか先輩、上位役職者は、自分が指導するとか教えるという立場に固執するのではなく、化学反応をすすめる触媒の役目、ひな壇芸人の面白さを引き出すMCの役目であると自覚することですね。
その辺りは、明石家さんまに学びましょう。
社会科の授業はどうなったかというと、パワポを使った発表会も大成功。
でも、それを自分のノートにまとめないと力がつきません。
「ノートにまとめるのは面倒で、子どもたちはいやがるだろうな」と沼田晶弘先生は考え、一計を講じます。
それで考えたのが、「よし!(まとめたノートを)知事に送るぞ!」 子どもたちは最初、「またこの人変なこと言ってるな」という反応でしたが、まとめたノートを知事に送り、知事からも手紙が届きます。
中には、その地域のユルキャラまで送ってくださる知事までいたそうです。 つまらなーく授業をし、得るものが少ない授業になる場合もあるでしょうが、どんどん興味が膨らみ、学力があがっていく授業に変えることが出来るのですね。
この小学校先生がすごい! 子どもたちのやる気を引き出す数々の仕掛けとは には、「卑弥呼美白論」や「運動会のリレー幸福論」など、沼田晶弘先生のユニークな授業風景が紹介されています。
是非お読みください。
話題の”MC型教師”が明かす、社会を生き抜く力の育て方|DOL plus|ダイヤモンド・オンライン
詳しくは、沼田晶弘先生が書かれた本をご覧ください。
他にも世田谷小学校が本を出されています。
きく かたる かかわりあう 子どもたち (学び続けるシリーズ)
明石家さんまさんや特命宣伝部長から学ぶコミュニケーション術
当ブログでは、コミュニケーション術に関する記事をいくつか書いています。 明石家さんまさんの記事も書いておりましたので、ご紹介します。
社会人の基礎力!明石家さんまさんに学ぶ聞き上手(?)3対1の法則!
さんまさんは、よくしゃべるという印象がありますが、実際はあまりしゃべっていないそうです。
相手の3分の1しかしゃべらない。
沢山しゃべったとしたら、次に相手に、自分より多くの時間しゃべってもう。
このようにされています。
社会人の基礎力!最強のアイデア(商談・企画)を生み出そう!(ヒットCM編)
耳から離れないCM「さくらまやちゃんのエステーの米唐番」動画が凄すぎる! エステーの特命宣伝部長 鹿毛康司さんがCMの作り方を教えてくれています。
- 相手のことを知る
- 自分のことを知る
- 相手と自分をつなぐアイデアを見つける
CM作りとは、この3つに尽きるとのこと。
そして、この3つは、けっしてCMのことだけではなく、あらゆる仕事の本質に、この3つのポイントが存在している、と言っておられます。
詳しくは、記事をお読みください。
社会人の基礎力!英会話と話し方を身につけよう!ナビゲーターは話し方の先生!
オウム返し、このワザをマスターするだけで、コミュニケーションは格段にスムーズに。 西任暁子先生は、話し方教室の先生をされています。
そしてジャズ歌手でもあります。
短期のセミナーもなさっていますので、興味がある方はググってください。
まじめ過ぎるとうつ病になる?ロボット博士から学ぶ「非まじめ」!
昔ベストセラーになった『非まじめのすすめ』から参考になるお話を引用し、解説しました。
「まじめ」もいい、けどうまくいかない。
「不まじめ」は楽だけど、結果は期待できない。
でも「非まじめ」な発想は、俯瞰して物事を見るようになり、行き詰まった時に、うまくいくようになるかも!
社会人の基礎力!成功者のマインドを育てよう!【誌上ワーク編】
犬飼ターボさんの『オレンジレッスン。』から引用し、解説しました。
『オレンジレッスン。』は是非読んでほしい本です。 成功を加速させるテクニック“SAM”とは、
「成功とは自分の外側で何かを実現することです。実現が上手な人は、まずフォーカスをします。それから、ある共通する3つのテクニックを使っています。それは“サポート”をしてもらいこと、“アドバイス”を受けること、そして“モデリング”をすることです。頭文字をとってSAMといいます。このSAMを使うと成功スピードが数倍になります」 「さて、“サポート”とは、全部を自分でやるのではなく、ある部分は得意な人に任せることです」 「“アドバイス”を受けるは分かりますね。一人でどうしたらいいんだろうかと悩み続けることではなく、経験者の誰からかどうやったらいいかアドバイスをもらうんです」 「“モデリング”とは、上手にやっている人をマネすることです。参考にさせてもらうわけです。モデリングには二つのレベルがあって、ひとつは方法をマネするレベル。もうひとつはその人のあり方をマネするレベルがあります」
このアゴのワザも、マスターすれば、大きな力になります。
社会人の基礎能力!コミュニケーション能力を高めよう【ボイス編】
コミュニケーション能力を高めるには、声も大切。
相手の方が信頼してくれる要素で大きいのが、声が響くことなのだそうです。 そして、高い声よりも、低い声がいいそうです。
当ブログ読者から教えていただいた教師が読む本
英語好きにする授業マネージメント30の技 (英語授業改革双書 32)
子どもが理科に夢中になる授業 (学芸みらい社教科別シリーズ理科)
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