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名古屋 鈴蘭南座が閉館
07月12日 12時43分
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愛知県で唯一の大衆演劇の常設の芝居小屋、名古屋市の鈴蘭南座が10日で営業を終わり、大勢のファンに親しまれてきた62年の歴史に幕を下ろしました。
鈴蘭南座は愛知県江南市にあった酒蔵を移築して昭和29年に名古屋市北区で芝居小屋として開場し、62年にわたって大学生の演劇公演や歌謡曲のリサイタルにも使われてきました。
このほど、経営者の長野榮太郎さん(71)が体調面から閉館することを決め、10日、愛知県瀬戸市の劇団による最後の公演が行われました。
劇場には定員200人の客席があふれるほど大勢の観客が詰めかけ、名残りを惜しんでいました。
30年前から通っていたという愛知県豊田市の77歳の男性は「大衆演劇が好きで、月に2回くらい来ていました。なくなってしまうとはさびしい限りです」と話していました。
経営者の長野さんは「やりがいがあったし、思い出もいっぱいです。
さまざまな方が名残りを惜しんでくれて、感謝に堪えません」と話していました。
「鈴蘭南座」は、今後、取り壊されることになっています。
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