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 10日投開票の参院選で投票用紙の配布などをめぐって各地でミスが相次いだ。

 大阪府和泉市では、2カ所の投票所で選挙区と比例代表の投票用紙を間違えて有権者53人に渡し、92票が無効になった。同様のミスは青森、福島、神奈川、埼玉、岐阜、石川など各県で起きた。職員が準備する際に確認を怠ったことが原因で、いずれも無効になる可能性が高いという。

 兵庫県尼崎市では投票所を管理する男性が寝坊し、午前7時の投票開始が10分遅れ、待っていた25人ほどの有権者のうち7、8人が帰ったとみられる。

 秋田県大館市や静岡市清水区では二重投票があった。事前に投票済みの有権者が10日に改めて投票所を訪れたが、担当者が見逃してしまったという。

 京都市左京区の投票所では入場整理券のバーコードを読み取るパソコン3台が故障。約30分後に代替機が届くまで手作業で本人確認をしたため、高校3年生の男性(18)は職員から「システム復旧のめどが立たない」と言われ、投票せずに帰宅したという。

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