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【大相撲】

陸上界屈指の好角家、青学大・原晋監督が観戦記

2016年7月12日 紙面から

 正月の箱根駅伝で連覇を達成した一方、陸上界屈指の好角家でもある青学大の原晋監督(49)が11日、名古屋場所を観戦し本紙に観戦記を寄せた。

 注目していた取り組み、力士は、やはり綱とりを懸けている大関稀勢の里関と3横綱でした。30歳の稀勢の里関は3横綱とほぼ同世代ですから彼らと同じ位置まで行けるか、個人的には最後に近いチャンスなのかなと思っています。

 そんな観点からの感想ですが、率直に稀勢の里関は横綱の力は十分にあるなと思いました。以前は勢いだけで相撲を取っているように見えましたが、余裕を感じました。押されても自分の「間」があるので動じず得意な形に持ち込めています。

 これはわれわれが戦う長距離、駅伝でも同じなのですが自分のペースで走れる選手、チームは劣勢でも動じませんし、勝ち方も知っています。青学大も弱いときはなかなか勝たせてもらえませんでしたが、稀勢の里関もこの関門を乗り越えると一気にググッと行けると思います。

 少し気になったのはテーピングやサポーターをしている力士の多さ。ざっと見て何もしていなかった力士は1人ぐらいでしょうか。

 やっぱりきれいな体の裸一貫のぶつかり合いが大相撲の魅力だと思います。それでも初場所を見た時は正月休み明けなのか、力士が少しボテッとしていてトレーニング不足なのかなとも思いましたが、今場所はかなり稽古を積んでいたのか引き締まった体が多かったため、熱戦ぞろいだったのが良かったです。 (青学大陸上競技部監督)

 

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