[PR]

 JR東日本は16日、伊豆半島東部沿岸を走るリゾート特急「伊豆クレイル」の運行を始める。海の幸の豊富なランチを提供する席を中心に人気が高い。始発の小田原駅で11日、地元産材を内装に使った専用待合室が披露された。県西部の観光への効果も注目される。

 伊豆クレイルは土日や祝日を中心に、小田原―伊豆急下田駅間で1往復ずつ運行。海を展望しやすい1、3号車は旅行商品で販売され、9月下旬までランチを出す下りが完売で、上りも残り少ない。4号車は一般特急と同様に1カ月前から販売し、8月前半まで上下とも残り少数という。

 小田原市の加藤憲一市長は「女性を主なターゲットにした列車の人気が高く、伊豆海岸のイメージ効果は起点の小田原にも大きい。市内の食材や木材の魅力を打ち出し、乗降客を観光に誘導したい」と語った。