東京地下鉄(東京メトロ)は2018年夏に東京都港区内で、日比谷線神谷町駅と直結した商業ビルを開設する。西松建設との共同開発で、両社の持つ隣り合った土地を一体化してビルを建設し、駅直結型でバリアフリーにも配慮した仕様にする。駅に近い乗客の利便性が高い土地は確保が難しい。今後、東京メトロは共同開発による直結型ビルを広げたい考えだ。
約870平方メートルの敷地に、地上8階・地下2階建ての延べ床面積約6300平方メートルのビルを建てる。港区虎ノ門5丁目に立地し、桜田通り(国道1号)に面している。企業のオフィスのほか飲食店などの店舗がテナントとして入居する。すでに工事に着手した。投資額は非公表という。
一体開発により、1フロアの面積が広くなり、バリアフリー設備を用意しやすくした。神谷町駅の中目黒方面行きのホームにエレベーターやエスカレーターを設置する。ホームから地上まで段差なしで移動できるようにする。