MRJ、欧州から初受注 スウェーデンのリース会社から最大20機
国産初の小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)を開発する三菱航空機(愛知県豊山町)は11日、スウェーデンのリース会社ロックトンから、最大20機を受注することで基本合意したと発表した。
受注したのは90席タイプのMRJで、確定契約10機と解約可能なオプション契約10機。2020年に納入する予定だ。欧州企業からの受注は初めて。
三菱航空機の森本浩通社長は同日、英国ファンボローで開幕した航空ショーでロックトンからの受注を発表した。森本社長は「欧州での顧客基盤の拡大に弾みになる」とコメントした。
MRJはこれまでに、日本や米国の航空会社から407機を受注している。今回のロックトンに加え、2月に受注で基本合意した米リース会社エアロリースとの契約が正式に締結となれば、累計受注数は447機となる。