はじめに

オンラインストレージサービスの共有機能というと、重いデータをクラウド上で相手に共有できるとあって、Dropbox(ドロップボックス)Googledrive(グーグルドライブ)をビジネスシーンで利用している人も多いでしょう。

こうした場合、容量を気にして圧縮する必要がないので、わざわざzipファイルにしてアップすることはあまりありませんよね。

しかし例えば、共有機能を使用する際に「パスワードを掛けたい」と思ったら、zipファイルにしてしまうのが手軽な方法であるのをご存知でしょうか。

しかも、最近話題となっているランサムウェア対策にも有効だと言われているDropboxでのデータのやり取りという点では、こうした小技を知っておいて損はないところでしょう。


実はパスワード設定機能がなかった、DropboxとGoogleDrive

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Dropboxは有料版にすればパスワードを設定できますが、無料版はできません。
また、GoogleDriveは、アカウントやメールアドレスで閲覧者を設定できますが、パスワード機能はありません。

そこで、ビジネス利用ではセキュリティ面でちょっと不安…という時には、ファイルをzip形式にしパスワードをかけてからアップロードするのがオススメです。

また、出先でも対応が可能となるiPhoneでの操作方法についても、共有方法を図とともにご紹介します。


「ドラッグ&ドロップ」or「フォルダを選択」でアップロード

zipファイルのアップロードの仕方は、他のファイルと同様です。
DropboxやGoogleDriveにzipファイルをドラッグ&ドロップするか、「新規フォルダ」から選択するかのどちらかです。

〈Dropboxの場合〉

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〈GoogleDriveの場合〉

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ファイルがアップロードされたら、共有リンクを取得して相手に伝えます。
Zipファイルにパスワードをかけている場合は、別途電話やメールなどでパスワードを伝えましょう。


スマホでメールに添付されたzipをそのままアップロードも

また、出先で「メールに添付されたzipファイルをそのままiPhoneで共有したい」ということは、意外と頻繁にあることでしょう。

ここでは、iPhoneにアプリをダウンロードしておけば通勤電車の中でもzipファイルをすぐにアップロード・共有できますので、ご紹介いたします。

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添付されたzipファイルを長押しすると、保存するサービスを選択できます。

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次に、アイコンをクリックすると自動的にアップロードされます。
後はPCと同様、共有設定でリンクを取得するだけです。

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このように、あっという間に共有作業が完了します。
これまで出先だからといってファイル共有をガマンしてきた方には朗報かもしれません。

Dropboxでのセキュアなデータのやり取りで生産性向上

最近では、ランサムウェアという名のファイルを勝手に暗号化して利用できなくするマルウェア(悪意のある不正ソフトウェア)が出回っています。

マルウェアにかかると、暗号化されたファイルは使い物にならなくなり、ファイルのロックを解除するために身代金(ランサム)を支払うように要求されてしまいます。


ランサムウェアによってファイルが破損または名前が変更された場合

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しかし、Dropboxにファイルを保存していれば、マルウェアの影響を受ける前の状態にファイルを復元することができます。
(※注:Dropbox Pro、Dropbox Businessユーザーでなければ、最終変更日から30日以内)

これは意外と知られていませんが、使い方ひとつで対策が取れる賢い利用方法ですよ。

参照:Dropbox ヘルプセンター


まとめ

クラウド型のストレージサービスが進化しても、意外と使用頻度が多いzipファイル。
パスワード利用のみならずマルウェア対策にもなるなど、何かの際に使用することもある小技ですので、頭の隅に入れておくといいかもしれません。

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