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2016年07月12日 08時23分 UPDATE

“凶器”と化したエアバッグ 「時速300キロ」の衝撃 3歳女児圧迫死の背景 (1/5)

軽乗用車が電柱に衝突し、助手席の女児(3)が死亡する事故があった。エアバッグの衝撃で胸を圧迫され死亡した可能性が高いことが判明。身を守るはずのエアバッグが逆に“凶器”となった。

[産経新聞]
産経新聞

 大阪市東住吉区で2月、軽乗用車が電柱に衝突し、助手席の女児=当時(3)=が死亡する事故があった。女児はエアバッグの衝撃で胸を圧迫され死亡した可能性が高いことが判明し、大阪府警は6月、自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑で、運転していた母親(30)を書類送検した。後部座席にはチャイルドシートが設置されていたが、母親が「近くだから」と軽く考え、助手席に乗せた末に起きた事故。専門家はチャイルドシートの重要性を訴える一方、身を守るはずのエアバッグが逆に“凶器”となった悲劇に対し、育児ママから同情の声も上がった。ところが、母親は事故2日後に尿から覚醒剤成分が検出され、逮捕されていたことが発覚。事故との因果関係は不明とはいえ、同情論は一気にしぼんでしまったようだ。

画像 大阪市東住吉区で軽乗用車が電柱に衝突し、助手席にいた3歳女児が死亡した事故は、身を守るはずのエアバッグの衝撃による圧迫死だった可能性が高まった。事故後、運転していた母親の尿から覚醒剤成分が検出され、当初の“同情論”はトーンダウンした

助手席に座らせた不運

 府警によると、事故は2月17日午後4時50分ごろ、大阪市東住吉区公園南矢田の住宅街の市道で起きた。母親が軽乗用車を運転中、ダッシュボードから足下に落ちた携帯電話を拾おうとしてハンドル操作を誤り、時速30キロ以下の低速で道路左脇の電柱に衝突した。助手席にいた女児はエアバッグが作動していたものの、病院に搬送され、間もなく死亡が確認された。

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