投票用紙8万枚余を誤って焼却処分か 大阪 泉大津

投票用紙8万枚余を誤って焼却処分か 大阪 泉大津
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大阪・泉大津市の市役所で、10日の参議院選挙で使う投票用紙8万枚余りがなくなり、市の職員が誤って焼却処分した可能性のあることが分かりました。市の選挙管理委員会は大阪府などから予備の投票用紙をもらって対応し、選挙に影響はないとしています。
泉大津市の選挙管理委員会によりますと、10日の参議院選挙で使う選挙区と比例代表の投票用紙合わせて8万3760枚を、市役所の鍵のかかった部屋で保管していました。ところが、9日午前7時半ごろ職員が持ち出そうとした際、投票用紙がなくなっているのに気付きました。
部屋を管理している職員は「保存期間が過ぎた文書を今月1日に処分した際、誤って投票用紙が入った段ボール箱も焼却処分したかもしれない」と話しているということです。
選挙管理委員会によりますと、市内の有権者は6万人余りで、なくなったのは、そのおよそ3分の2が使う投票用紙に当たりますが、10日は大阪府や周辺の市町村から予備の投票用紙をもらって対応し、選挙に影響はないとしています。
泉大津市の吉田利通総務部長は「関係者にご迷惑をおかけし、深く反省している。職員には改めて注意を促し、再発防止に努めたい」と話しています。