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 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を運営するユー・エス・ジェイの森岡毅執行役員は11日の記者会見で、沖縄県でのテーマパーク開発計画を撤回した理由について、アジアにある同じ「ユニバーサル」ブランドのテーマパークとの競合を避けるためだった、と明らかにした。

 ユー・エス・ジェイは沖縄に国内2カ所目のテーマパークを計画していたが、昨年11月に同社を買収した米メディア大手コムキャストが撤回を決めたことが、今年5月に判明した。

 アジアには「ユニバーサル」ブランドのテーマパークがシンガポールにもあるほか、北京でも同様のパークが計画中で、「競合する可能性が高い」(森岡氏)と判断した。さらに自然を生かしたパークにする計画だったことも、これまでのノウハウを生かすのが難しく、撤回を決める理由になったという。