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【芸能・社会】

「ザ・ピーナッツ」妹 伊藤ユミさん死去 双子の姉は12年に死去

2016年7月12日 紙面から

在りし日のザ・ピーナッツの伊藤ユミさん(右)、左はエミさん

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 「恋のバカンス」などのヒット曲で知られる双子デュオ「ザ・ピーナッツ」として活躍した伊藤ユミ(いとう・ゆみ、本名月子=つきこ)さんが5月18日に死去したことが11日、分かった。75歳。愛知県出身。葬儀・告別式は近親者で行った。

 一卵性双生児の妹。2012年に死去した姉の伊藤エミさんと、名古屋市のナイトクラブで歌っていたところをスカウトされ、ザ・ピーナッツを結成。1959年に洋楽のカバー曲「可愛(かわい)い花」でレコードデビューした。

 張りのある歌声と双子ならではの息のあった美しいハーモニーで、宮川泰さん編曲の「情熱の花」や「悲しき16才」などのカバー曲がヒット。岩谷時子さん作詞の「恋のバカンス」の他、「恋のフーガ」「ふりむかないで」といったオリジナル曲も人気を得て、トップスターとなった。

 「ザ・ヒットパレード」などテレビ番組で活躍した。音楽バラエティー「シャボン玉ホリデー」では歌だけでなく、クレージーキャッツらとコントも披露。61年の映画「モスラ」の劇中歌「モスラの歌」もヒットした。

 NHK紅白歌合戦に16回連続で出場。ザ・ピーナッツの活動は75年に終えていた。

 

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