家族を持って人数が増えたという理由で
大きな車を買ったり、大きな家を買ったりしている奴がいる。

それは何のために買ったのか?
今一度再確認したほうが良いかもしれない。

もしも気がつくことができたのなら、どこかで売りに出すというのもひとつの手だろう。

買ってしまった者には聞きたくない話かもしれないが、
まだ買っていない者にとっては賢者のお言葉にも聞こえるかもしれん。
もしくは、欲しいけど勇気がいる なかなか大きな買い物ができないという
まだの人はラッキーかも知れない。

まずは、『見栄のための家、車の購入をやめな』と言いたい。

そして、男なら昔から欲しかったものを買いたい、という動機は改めるべきだ。
窮屈な考え方に思えるだろう。
しかし馬鹿げた選択をしてはいけない。

宵越しの金を待たぬ者にとっては、節約は貧乏くさいか。
お金は使うためにあって、
お金を使えば稼げばいいか??

それは確かにそうだ。
一理ある。
間違ってはいない。

だが、賢い者は節約しているのではないことをわかっていない。
選択しているということを。

金がないから節約だと思っているだろう。
違う。
金があろうと無かろうと関係ない。

磨かれた審美眼で自分や家族が豊かになるために買うものを何にするか、何を選ぶかにエネルギーを注ぐ。
そのために買わないという選択もあるわけだ。

例えばの話だが、35年ローンで家を買って、これから35年間収入が同じように入ってくるのか?絶対に確信が持てるのか。そのために利息をどれだけ払うことになるか理解できているか。

よく賃貸か新築か?で悩む理由のひとつに、

賃貸は財産にならないから という。

馬鹿な話だ。

では新築は財産になるのか?

なぜ、周りを見ない。
周りにはたくさんの家が建っているだろう。
40年建っている家はざらにある。その家は、今どうなってるかわからないのか?

水道が、ボイラーが、屋根が、外壁が壊れたなんのと修繕が必要だ。
しかし、これが賃貸ならすべて管理会社がやってくれる。

40年も経った家に資産価値があると思いか?
価値があるのは土地だけだ。

仮に土地が財産だと言い張るのなら、その土地に価値を見出すには、建っている家を壊さなければならない。
壊す費用は150万から200万は掛かる。
壊してから更地になった土地には、今度は資産価値があるから税金が掛かる。

家だけではない。
新車も同じ。
新しい車が汚されたくない、と子どもに日々イライラしていないか?

同じ車を中古で買ったり、型落ちを手に入れていれば半額以下で手に入ったのではないか?
そうすればローンを組む必要はないかもしれない。月々の家計圧迫がないだけで精神的にらくだ。

保険も同じだ。

他のもの みな同じ。

値段の高い安いではなく、

選択できる審美眼を養うことは大切なことだ。
それが子どもたちに受け継がれていくのだから。