南シナ海のパラセル諸島付近でベトナム漁船が中国船から体当たり攻撃を受け沈没
2016年07月11日 23時16分 グローバルニュースアジア
2016年07月11日 23時16分 グローバルニュースアジア
2016年07月11日 18時42分 グローバルニュースアジア
2016年7月11日、ベトナムメディアは、南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島付近で9日、ベトナム漁船が中国船から体当たり攻撃を受け、沈没したと伝えた。
在日本ベトナム人会のブォン・トリ・タン副会長は「パラセル諸島付近は、ベトナムの伝統的な魚場で、昔から漁をしてきた。今回の攻撃も許せない」と激怒し非難。
南シナ海をめぐる仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)の裁定を12日に控え、アフリカでは30カ国以上が中国を支持しているとアピールしていることに対して「南シナ海とは、無縁な国ばかり、大国のやることではない」と首をかしげている。
沈没した漁船は9日11時ごろ、中国船2隻から攻撃を受け1隻に体当たりされ沈没。海に落ちた漁船の乗組員5人を、付近のベトナム漁船が救助しようとしたところ、中国船が妨害工作を行った。救助できたのは、中国船が現場海域を離れた18時過ぎ。7時間以上、海面をさまよった5人は体温を奪われ体力も消耗し、かなり危険な状態だった。
【編集:LF】