7日に83歳で死去した放送タレントで作家の永六輔さんは、草創期のテレビ番組作りに関わり、作詞家としても戦後を代表する数々のヒット曲を生んだ。長年全国を旅し、各地の伝統芸能や芸人を自身のラジオ番組や著書で紹介。様々なボランティア活動や、村おこしにも力を注いだ。

 自分のことをしばしば「遊芸渡世人」と称し、立て板に水の口調で、行った先の人々をわかせた。「法にのっとり、比喩を用い、因縁を語るべし。これが僕の信条」と語っていた。

 原点は、20代のころに出会い、その後に心の師となった民俗学者の故宮本常一さんの「放送の仕事をするなら、電波の流れるところに自分で行って、そこで話を聞いてきなさい。スタジオでものを考えちゃいけない」という助言だった。

 テレビの実験放送の段階で台本…

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