NYダウ 100ドル超値下がり 欧州経済の先行き警戒
連休明け5日のニューヨーク株式市場は、イタリアの一部の銀行の経営不安が伝えられ、ヨーロッパ経済の先行きへの警戒感が高まったことから、ダウ平均株価は108ドル値下がりしました。
5日のニューヨーク株式市場は、多額の不良債権を抱えるイタリアの銀行の経営不安が一部のメディアで伝えられたことなどから、ヨーロッパ経済の先行きへの警戒感が高まり、売り注文が広がりました。
このため、ダウ平均株価は、連休前の1日と比べて108ドル75セント安い1万7840ドル62セントで取り引きを終えました。
一方、ニューヨーク債券市場では、投資家がリスクを避けようと、比較的安全な資産とされるアメリカ国債を買う動きが強まり、長期金利の代表的な指標となっている10年ものの国債の利回りは、一時、1.35%台に下がり、過去最低を更新しました。
市場関係者は「先週は、イングランド銀行など中央銀行による金融緩和への期待感から、市場は落ち着きを取り戻しつつあったが、投資家の関心は、くすぶり続けているヨーロッパの銀行の信用不安に徐々に移っている」と話しています。
このため、ダウ平均株価は、連休前の1日と比べて108ドル75セント安い1万7840ドル62セントで取り引きを終えました。
一方、ニューヨーク債券市場では、投資家がリスクを避けようと、比較的安全な資産とされるアメリカ国債を買う動きが強まり、長期金利の代表的な指標となっている10年ものの国債の利回りは、一時、1.35%台に下がり、過去最低を更新しました。
市場関係者は「先週は、イングランド銀行など中央銀行による金融緩和への期待感から、市場は落ち着きを取り戻しつつあったが、投資家の関心は、くすぶり続けているヨーロッパの銀行の信用不安に徐々に移っている」と話しています。