1票に3倍の格差 参院選の無効求め提訴 広島
10日に投票が行われた参議院選挙で、1票の価値に最大でおよそ3倍の格差があったことについて、広島の弁護士グループが「選挙権の平等に反し憲法違反だ」と主張して、広島選挙区の選挙の無効を求める訴えを広島高等裁判所に起こしました。午後には全国の裁判所で、同様の訴えが起こされることになっています。
10日投票が行われた参議院選挙では、選挙区によって議員1人あたりの有権者の数に最大でおよそ3倍の格差がありました。
これについて広島の弁護士グループは11日午前、「議員定数が人口に比例して配分されておらず、選挙権の平等に反し憲法違反だ」と主張して、広島選挙区の選挙の無効を求める訴えを広島高等裁判所に起こしました。
午後には、東京の弁護士などのグループがすべての選挙区を対象に、選挙の無効を求める訴えを全国の高等裁判所と高裁の支部に起こすことにしています。
参議院選挙の1票の格差を巡っては、前回3年前の選挙で最大で4.77倍の格差があり、おととし最高裁判所から「憲法違反の状態」と判断されました。今回の選挙ではいわゆる「合区」を2か所で行うなど「10増10減」の定数是正が行われた結果、1票の格差は縮小し、裁判では、こうした取り組みをどのように評価するかが焦点になります。
これについて広島の弁護士グループは11日午前、「議員定数が人口に比例して配分されておらず、選挙権の平等に反し憲法違反だ」と主張して、広島選挙区の選挙の無効を求める訴えを広島高等裁判所に起こしました。
午後には、東京の弁護士などのグループがすべての選挙区を対象に、選挙の無効を求める訴えを全国の高等裁判所と高裁の支部に起こすことにしています。
参議院選挙の1票の格差を巡っては、前回3年前の選挙で最大で4.77倍の格差があり、おととし最高裁判所から「憲法違反の状態」と判断されました。今回の選挙ではいわゆる「合区」を2か所で行うなど「10増10減」の定数是正が行われた結果、1票の格差は縮小し、裁判では、こうした取り組みをどのように評価するかが焦点になります。