中国 鉄鋼石炭構造改革で80万人失業
中国政府は、過剰生産が問題となっている鉄鋼や石炭の生産能力を削減する構造改革に伴って、ことしだけで80万人ほどが仕事を失うという見通しを明らかにしたうえで、規模の比較的小さい都市では再就職が思うように進んでいないという認識を示しました。
中国政府は今後5年間の経済運営について、鉄鋼や石炭の過剰な生産能力を削減する構造改革によって、石炭業界で130万人が、鉄鋼業界で50万人が、それぞれ仕事を失うことになるという見方を示しています。
これに関連して、中国政府で雇用問題を担当する人力資源社会保障省の信長星次官は8日の記者会見で「2つの業界では過剰な生産能力の削減を通じて、ことしは80万人程度が影響を受ける」と述べ、鉄鋼と石炭の業界で仕事を失う人の数は、ことしだけで80万人ほどに上るという見通しを明らかにしました。
そのうえで、こうした人たちの再就職について「取り組みには困難や問題が少なくない。鉄鋼や石炭で栄えた都市では仕事を失った人の再就職の道が狭い」と述べ、地域の成長や雇用を鉄鋼や石炭の業界に頼ってきた規模の比較的小さい都市では、再就職が思うように進んでいないという認識を示しました。
一方で信次官は、ことし1月から先月までの上半期でサービス業を中心に717万人が新たに就職したと指摘し、雇用情勢は全体として安定していると強調しました。
これに関連して、中国政府で雇用問題を担当する人力資源社会保障省の信長星次官は8日の記者会見で「2つの業界では過剰な生産能力の削減を通じて、ことしは80万人程度が影響を受ける」と述べ、鉄鋼と石炭の業界で仕事を失う人の数は、ことしだけで80万人ほどに上るという見通しを明らかにしました。
そのうえで、こうした人たちの再就職について「取り組みには困難や問題が少なくない。鉄鋼や石炭で栄えた都市では仕事を失った人の再就職の道が狭い」と述べ、地域の成長や雇用を鉄鋼や石炭の業界に頼ってきた規模の比較的小さい都市では、再就職が思うように進んでいないという認識を示しました。
一方で信次官は、ことし1月から先月までの上半期でサービス業を中心に717万人が新たに就職したと指摘し、雇用情勢は全体として安定していると強調しました。