米 警察官による黒人射殺 事件相次ぎ各地で抗議
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アメリカで黒人の男性が警察官に銃で撃たれて死亡する事件が相次いだことを受けて全米各地で抗議のデモが起きていて警察に対する反発が高まっています。
アメリカでは5日、南部ルイジアナ州で黒人の男性が白人の警察官に取り押さえられたうえ、銃で撃たれて死亡したのに続いて6日、中西部のミネソタ州でも黒人の男性が警察に車を止められたあと、銃で撃たれ死亡する事件が起きました。
これを受けて事件が起きたミネソタ州では7日、1000人以上が街頭に出て抗議デモを行ったほか、ルイジアナ州でも事件現場の近くで数百人が抗議集会を開きました。
抗議の動きは全米各地に広がっていて首都ワシントンではおよそ500人が「黒人の命を大事にせよ」などと声を上げて行進しました。
参加した黒人の女子学生は「とても傷つきました。私たちはみな平等に扱われるべきです」と話していました。
また、ニューヨーク中心部でもおよそ1000人が「黒人の命を守れ」と書かれたプラカードを掲げたり、「人種差別をする警察官はいなくなれ」と声を上げたりして行進しました。
ニューヨークではデモ隊が道路をふさいだたため30人以上が身柄を拘束されました。
アメリカではここ数年、黒人への過剰な取締りが社会問題となっていて今回の事件を受けて警察に対する反発が再び高まっています。
これを受けて事件が起きたミネソタ州では7日、1000人以上が街頭に出て抗議デモを行ったほか、ルイジアナ州でも事件現場の近くで数百人が抗議集会を開きました。
抗議の動きは全米各地に広がっていて首都ワシントンではおよそ500人が「黒人の命を大事にせよ」などと声を上げて行進しました。
参加した黒人の女子学生は「とても傷つきました。私たちはみな平等に扱われるべきです」と話していました。
また、ニューヨーク中心部でもおよそ1000人が「黒人の命を守れ」と書かれたプラカードを掲げたり、「人種差別をする警察官はいなくなれ」と声を上げたりして行進しました。
ニューヨークではデモ隊が道路をふさいだたため30人以上が身柄を拘束されました。
アメリカではここ数年、黒人への過剰な取締りが社会問題となっていて今回の事件を受けて警察に対する反発が再び高まっています。
オバマ大統領「黒人への偏見排除を」
アメリカで黒人の男性が警察官に銃で撃たれて死亡する事件が相次いだことを受けて、オバマ大統領は訪問先のポーランドで急きょ記者会見を開き、「われわれはこのような悲劇を何度も見てきた。すべてのアメリカ人が考えるべき問題だ」と訴えました。そのうえで「警察は日々、われわれを守るため危険な仕事をしているが、データを見ると、人種によって人の扱いに差がみられる」と指摘し、懸念を示しました。そして「決して見過ごせない。偏見は根絶されなければならない」と述べ、警察に黒人への偏見を排除するよう求めました。