米ロシア首脳 シリア情勢巡り電話会談
内戦が続くシリア情勢を巡って、アメリカのオバマ大統領はロシアのプーチン大統領と電話で会談し、停戦の順守をアサド政権に働きかけるよう求める一方、過激派組織の壊滅を目指して取り組む方針を確認しました。
シリアを巡っては、ことし2月にアサド政権と反政府勢力が停戦で合意したあとも激しい戦闘が続いています。こうしたなか、アメリカのオバマ大統領とロシアのプーチン大統領は6日、電話で会談しました。
ホワイトハウスによりますと、この中で、オバマ大統領は、アサド政権が停戦合意を順守していないとして懸念を示しました。そして、アサド政権が一般市民への攻撃を停止し続けるなど停戦を順守するようロシアが働きかけることが重要だと指摘しました。また、内戦を終結させるためには政権の移行が必要だと強調し、ロシアが擁護するアサド大統領の退陣を求める立場を改めて伝えたということです。
一方で、両首脳は、過激派組織IS=イスラミックステートや国際テロ組織アルカイダ系の武装組織「ヌスラ戦線」の壊滅を目指して取り組む方針を確認しました。これに対し、ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領は、ヌスラ戦線とアメリカが支援する穏健な反政府勢力の選別に協力するよう呼びかけたということです。
ホワイトハウスによりますと、この中で、オバマ大統領は、アサド政権が停戦合意を順守していないとして懸念を示しました。そして、アサド政権が一般市民への攻撃を停止し続けるなど停戦を順守するようロシアが働きかけることが重要だと指摘しました。また、内戦を終結させるためには政権の移行が必要だと強調し、ロシアが擁護するアサド大統領の退陣を求める立場を改めて伝えたということです。
一方で、両首脳は、過激派組織IS=イスラミックステートや国際テロ組織アルカイダ系の武装組織「ヌスラ戦線」の壊滅を目指して取り組む方針を確認しました。これに対し、ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領は、ヌスラ戦線とアメリカが支援する穏健な反政府勢力の選別に協力するよう呼びかけたということです。