イラクの爆弾テロ 犠牲者250人に 戦争後最悪
k10010586171_201607071357_201607071359.mp4
イラクの首都バグダッドで今月3日発生した過激派組織IS=イスラミックステートによる爆弾テロ事件の犠牲者は250人に達し、1度のテロ事件の犠牲者としては2003年のイラク戦争の開戦以降、最悪の規模となっています。
イラクの首都バグダッドのイスラム教シーア派の住民が多く暮らす地区で、3日、車に仕掛けられた爆弾が爆発し、スンニ派の過激派組織IS=イスラミックステートが犯行を認める声明を出しました。
この事件でイラクの保健省は6日、NHKの取材に対し、犠牲者が250人に達し、けが人もおよそ200人に上ることを明らかにしました。これはイラクでシーア派とスンニ派の宗派対立が深刻化するきっかけとなった2003年のイラク戦争の開戦以降、1度のテロ事件の犠牲者の数としては最悪の規模となっています。
イラクでは先月、政府軍が中部の都市ファルージャを制圧するなど、各地でISから支配地を取り返しつつありますが、バグダッドやその周辺ではその報復とみられるテロが相次ぎ、治安の悪化が深刻な状態となっています。
この事件でイラクの保健省は6日、NHKの取材に対し、犠牲者が250人に達し、けが人もおよそ200人に上ることを明らかにしました。これはイラクでシーア派とスンニ派の宗派対立が深刻化するきっかけとなった2003年のイラク戦争の開戦以降、1度のテロ事件の犠牲者の数としては最悪の規模となっています。
イラクでは先月、政府軍が中部の都市ファルージャを制圧するなど、各地でISから支配地を取り返しつつありますが、バグダッドやその周辺ではその報復とみられるテロが相次ぎ、治安の悪化が深刻な状態となっています。