英保守党党首選 1回目の投票 メイ内相が過半数獲得

英保守党党首選 1回目の投票 メイ内相が過半数獲得
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イギリスが国民投票でEU=ヨーロッパ連合からの離脱を決めたことを受けて、辞意を表明したキャメロン首相の後任を選ぶ与党、保守党の党首選挙は、下院議員による1回目の投票が行われ、残留を支持したメイ内相が過半数の票を獲得し、今後の投票でどこまで支持を広げられるかが焦点となりそうです。
イギリスのキャメロン首相の辞意表明を受けた与党、保守党の党首選挙には5人が立候補し、5日、下院議員のうちキャメロン首相を除く329人が1回目の投票を行いました。
開票の結果、1位は国民投票では残留を支持したテリーザ・メイ内相が過半数の165票を獲得しました。
2位は離脱を支持した電気やガス市場の担当相を務めるアンドレア・レッドサム氏で66票、3位は同じく離脱を支持したマイケル・ゴーブ司法相で48票でした。
一方、最下位だったリアム・フォックス元国防相は党首選のルールに従って脱落することになりました。
また、4位となったスティーブン・クラブ雇用・年金相は「イギリスが直面する困難な状況を考えれば、選出を急ぐ必要がある」として、党首選から撤退すると表明しました。
党首選挙は候補を2人に絞り込むまで下院議員による投票が行われ、その後、およそ15万人と言われる党員による投票を行って、9月初めまでに新しい党首を選出することになっています。
議員の過半数の票を獲得したメイ内相が、最終的に党員の支持をどこまで広げられるかが焦点となりそうです。