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後悔のたね
本編の内容に繋がる文です❗
そして私が3歳になった頃私の回りにはお兄様しかいなかった。
お兄様は私のことを弱愛してくれた
欲しいものは何でもくれたし生きていくのに必要な知識や身を守るための護身術も教えてくれた
そして魔法の事についても何故か教えてくれた。
そんなお兄様が2週間ほど帰ってこない日があった。きっとお勉強をしているんだと思って
こっそり魔法の練習をしたり、格闘の基礎をやったり剣の練習や剣に魔法を込める剣術の練習した
こんな日が私が大きくなるにつれて増えていった
その代わり5歳までいっさい会わなかったお姉様がお兄様の変わりに弱愛してくれた。
舞踏会のマナーや夜会のマナー
礼儀作法に話し方
様々な知識を教えてくれた。
その時私は知らなかった。
私が居るところは隔離された別のお城だとは
そしてお兄様は次期国王としての仕事をしていることに……。
ある日私は魔法の戦いの真っ最中にいた。
森でさ迷っている一人の男の子を助けその子が追われていると言うから隠し追跡者が居ないことを確認して道を教え私は森を散歩した。
次に彼にあったときは大勢の男性に囲まれていた私は気配を消して姿が見えないようにこっそりその子を囲っている人らに木刀で殴り気絶させた。
それがいけなかったらしく遠くから魔法で攻撃された。
私は慌てて防御魔法を放ち攻撃から身を守った
気づかないうちに男の子は逃げ、私は反逆者を守ったと言われ知らない国へ連れていかれた。
何故か通されたのは牢屋ではなく
王族が使う謁見室
この出来事が後で後悔の種となった。
女王様・国王様が私に護衛を頼んだ
勿論回りにいた臣たちは反対をした
当たり前だ、反逆者だとは知らなかったとはいえ
彼を逃がしたのだから処罰されると覚悟していたが仕事を渡されるとは思ってもいなかった。
私は罪滅ぼしのつもりでその仕事を受け
何回もしつこい暗殺者に止めを刺そうとしたが
間一髪出逃げられ殺しそびれた
そしてある夏の事
近くで戦が起こり私は国王様を守るため
私は戦場についていき大勢の敵を倒しながら
国王様を守っていた。
その時城から火の手が上がり
私は国王様に合図を送り
側を離れることを許してもらい
城にかけ戻ると城の手前は火の海のかしていたが
そこを潜り抜けると城は燃えていなかった。
城内にいる者たちに王女様が無事か確かめると
奥の間にいると教えてくれた。
確認すると皆無事だったが私の中に得たいの知れない不安が襲ってきた。
急いで国王様のもとへ走ったが既に手遅れだった
心臓へ一突きに槍が刺さっていた回りには炎の海になっていた。
私が突っ立ているとしつこく私に喧嘩を売ってきた暗殺者がいた。
「あ~あ、守れていないね♪
結局貴女は何一つ守れなかった
俺の手の上で踊らされていただけ♪」
「……まさか!!女王様まで……」
私の質問に笑顔で
「もう手遅れさ~
今頃骨しか残っていないだろうね♪」
「ふざけるな‼
お前の遊びで大切な方々を‼」
「おぉ~こわ♪
また会おうね。
あんたが守れるようになるのを楽しみにしてるよ
それまで、お元気でアハハ♪」
ちっ。
あいつを殺したい‼
私の大切な方々をよくも❗
握りこぶしから赤い血が滴り
唇を噛み締めたので鉄の味がした
「異能力」や「お嬢様は天才魔法士!?」
「現世と過去」も配信していますので、是非読んでみてください。
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