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異能力者 作者:神子

本編

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神子が産まれるとき

番外編となっております
本編の内容が思いつかないため番外編にしました
私はお母様のお腹の中にいるときに殆ど話や感情が分かるようになっていた。
お母様が妊娠してから調度9週間
脳や眼 腹部以外が出来はじめた頃
普通では言葉を理解したり感情を(心を)よんだり理解する事ができない記憶も残らない。
それが私だけは出来た。
誰かがお母様のお腹をさわり言葉を話すのと同時に心の声も聞こえた。

ある日お父様がお母様のもとにやって来た
お父様もお母様も嬉しそうにお腹を撫でていた
「この子はどんな子に育つのだろうか?」
「きっと梨葉のように魔力が強くて
優しい子だと思いますよ。」
「そうだな!」

お母様が摂取したものは私の栄養として送られてきた。
お父様が何処かに行ったのか、お母様は何時もと同じ淋しそうに呟いてた。

「私も魔力が強かったら彼の手伝いが出来たのでしょうか?
何故私と結婚してくれたのでしょうか?
子どもが産めなくなったら捨てられるのでしょうか?」

私は悲しそうなお母様の声や感情を聞いているのが辛かった。
だから私は暗闇の中で一人考え続けた。
その結果私は一つの結論に出た
それは今ならお母様も少しは動けるから
私の魔力を流して強くすることが可能だと気づいた。私は次の朝実行してみると大騒ぎになり誰か他の男の人『先生』と呼ばれている人が
お母様のお腹の上に手を当て魔力を流してきた
一瞬魔力を返そうかと考えたけどそうしたらきっと魔法を操れることが知られてしまうそれを恐れた。普通の子供として産まれたいから。
お腹の上に手を当てていた男性は

「凜様の魔力と和子様の魔力が反応しあったようですな。」
とか言いながら心のなかでは
『そんなことあり得ない!
今までもこんなことがおこったことなんか聴いたことも見たこともない。
いったいどういう事だ?』

心の中の声を聞いた瞬間
この人も表面上の人間なんだって理解した

男性が出ていったのか
お母様が動き出した。
少し揺れるがそれが心地よかった
いきなり私が流していた魔力が使われる感じがしたから、また同じ量を流した。
どうやらお母様は移動魔法を使ったようだ。
いきなり付加がかかり気分が悪くなった。
しかし
お母様は上機嫌だった。
そんなお母様の感情を感じているのが好きだ。
暫くすると別の男性の声が聞こえた。
そのとたんお母様はよそよそしい感じになり
心の声でひたすらその人に謝っていた
その男性はお母様のお腹を触り
「女の子だと聞きました。
第3児の妊娠を心からお祝い申し上げます。
母上様。」
その凛凛しい声と裏腹に
心のなかでは
『産まれてきてくれるのは嬉しいが
魔力の測定で強ければ次期王女
少なければ私と仲良く遊んだり色々と教えてあげれる。魔力が無ければ良いのに。』
ときこえてきた。
その時私は

お父様やお母様の期待を裏切ってしまうけど
この人の苦しみを少しでも減らしてあげたいと思った。彼がいなくなり次に女の人がお母様のお腹を擦りながら
「お元気そうで何よりですお母様
この頃お部屋に閉じ籠ってばっかりだとお聞きしました。」
「少し動き辛くてね。」
「私の妹も元気そうですね‼」
この女性も
『妹が出きるなんて♪
いったいどんな子なのかしら?
でも魔力が強ければこの国に縛られてしまう
どうか魔力が少なく生まれてきますように』

お兄様もお姉様も私の事を思ってくれていることが嬉しかった。
ますます魔力調整が上手くならないと
っと思った。

それから月日は流れ私がついにお母様の中から出るときが来た。
私はお母様を苦しめないようにさっと出てくると
大勢の人が私を見ていた。

何故私を見ているのかしら?
それに心配そうな表情をしているどうして?
一人の女性が私の背中を軽く叩いた。
私は驚きを慌てて鳴きながら『産声』をあげた
10分程鳴くと疲れて寝た。

次に起きたら白い着物を着せられていた
そうして一人の人が私に硝子玉を触らした。
触れた瞬間魔力が流れる感じがした
急いで魔力制御をしたら
硝子玉は一瞬眩しく光 次の瞬間何も光らなくなった。
お兄様らしき人はその一瞬を見ていたのか
驚愕した表情をし眼を擦っていた。
お父様やお母様は落胆していた。
私は心の中で謝り続けた
「異能力」や「お嬢様は天才魔法士!?」 「現世と過去」も配信していますので、是非読んでみてください。
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