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異能力者 作者:神子

本編

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名案と亮の理性

私は帰宅後ミニスカートで露出の多い服を着て
亮お兄様の私室に向かった。

私の名案はいきなり甘えだしたお兄様にもっと甘えてもらい私の気持ちが決心したら本当の事を話すつもりでいた。

「お兄様、神子です。
入っても良いですか?」

いつもなら素っ気なく返事が返ってくるのに
今日は、甘みの増した声で

「神子!!開いているから入っておいで。」

と返ってきた

「失礼します。」

入るとお兄様は私の格好を見て
何故か頬を紅くしたり、慌て出したり…

何か可笑しな所があったのかしら?
魔法でさっと着替えたから可笑しなところなんてないはずなんだけど?

お兄様が慌てシーツを私に掛けた

「ま まさか、 そ その格好で
学校に行ってたのか?」

私は首を軽く傾け
「いいえ。この服装はお兄様に会いに行くために
着替えたたのですが…何処か可笑しな所があったでしょうか?」

お兄様は、安心したような表情と目には赤い炎が揺らめいているのが見えた。

刺激が強すぎたかしら?
もう一度自分の格好を見ると
レースで胸元を隠し肩紐で服を支えているような感じの服で肩紐を外せば直ぐに脱げてしまう感じの服だ。
スカートは
太股が出ていて風が少しでも吹いたら見えてしまうような際どいスカートで いかにも相手を誘っているような…。!!
ちょっと待って!!
まさかお兄様が顔を紅くしていたのって……。
理性を保つため!?
そんな分けないよね?
だって今まで普通の兄妹として過ごしていたのだからいきなり一人の女性として見るわけがないよね?うん……私の気のせいね。

私は破廉恥な考えが続く前に首を振り
お兄様の膝の上に乗ると
「みっ 神子!!。」
「なぁに?お兄様。」
「なっ 何で俺の膝の上に座ってるんだ?」
「お兄様に甘えたくて……。
ご迷惑だったでしょうか?
ご迷惑ならのきますわ。」
そう言って退こうとすると
お腹の方に手が回り私が降りれないようにされた
「迷惑なんかじゃない!!
ただ驚いた抱けたよ。」
「良かった!!
ご迷惑かと思いました。」
「神子、それより今何時か知っていて来たのか?こんな遅くに男性の部屋にそんな格好で来たら襲ってくれって言っているようなものだよ。」
「お兄様は、私を襲うのですか?」
「俺も男だからな。」
「襲うってことは私を暗殺しようとしているってこと?亮お兄様のご両親を守れなかったから私を殺して復讐をするってこと?」

しまった!!声に出してしまった!!

お兄様の顔にあった笑顔や甘さが消え
冷たくなにも読めない表情になった。

「…神子、私を馬鹿にしているのか!!
あの頃のお前はまだ幼く今のように多くの魔法や知恵・行動力が有った訳じゃない!!
それなのにこんなにお前を愛しているのに
俺はそんな逆恨みでお前を殺すわけがないだろ!!
それに、お前は俺を暗殺者から守ってくれた。
感謝することはあっても、恨むことは絶対にない
神子がそんな風に思っていたなんてな…。」

「……えっ!!何でその事を知っていたのですか!?
まさか…あの時の子どもが、亮お兄様だったのですか!?」
「そうだ。あの時の殺されそうになった俺を神子、お前が自分の身をていして守った子どもが
私だ。」
「良かった!!
あの後気になって戻ったら
その子どもが居なくて、もしかしたら
私を目の敵にしていた男に殺されたのかと
思ってました。
本当に良かった!!」
「あぁ。俺もお前に再び会えたときどんなに嬉しかったか。再び会えたら……。
いや、何でもない。」
「えっと…それじゃ私を襲うって言うのは
どう言う意味ですか?」
一瞬で目の前が暗くなり
気づいたらベッドに運ばれていた

いつもの?甘い声で
「こう言うことだ。」
お兄様は私の体を厭らしい手つきで
体の線にそって撫で上げた
「お お兄様!!
な 何を!?」
「う~ん。襲うと言う意味を教えてるんだよ」
「やっ!! 止めて下さい!!」
「男を誘うような格好でこんな夜遅くに来たらどんなことになるか、2度としないように教えているだけだ。」
軽く胸元に有る服を下ろされ
生温くざらついた舌で舐められた
「っや!!」
「止めて欲しいのなら
もうこんな格好で夜遅くに男の部屋に入らないと約束できたら止めてあげるよ。」
片手で胸を軽く揉まれた
「あっ…ぁ。」
「これ以上先をして欲しいのか?」
「も もうこんな破廉恥な格好で
男の部屋に入りません。」
お兄様は良くできたと言うように服を戻し
額にキスをした。
私はきっと林檎のように紅くなっているに違いない。お兄様を押し退け部屋のドアの前にたち
「お休みなさい。お兄様」
と言って慌て自室に戻り
布団のなかに潜り込んだ。


一方亮は
神子が慌て戻った後
「ふぅ…。危なく無理矢理犯して終うかと思った
流石にあの服装は、理性を壊しそうになる。
これに懲りたら2度と着ないで欲しいけどね。
俺のが立ちそうで抑えるのに一苦労したな。
あぁ~いつか中にも入れてみたい!!
きっと謂い声で鳴くんだろうな♪」

おっと!!危ない危ない。立つところだった。
俺を婚約候補に入れてくれないかな?
親戚でも兄妹でもないのだから。


こうして二人の夜は徐々に明けていった。
本当に地味な感じでオワリマシタ~
禁断の恋デハナク
ただの雄でした
「異能力」や「お嬢様は天才魔法士!?」 「現世と過去」も配信していますので、是非読んでみてください。
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