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異能力者 作者:神子

本編

32/35

テスト&正体明かし

長くなってます、。
昨日から亮様(お兄様)が私に甘えてくるようになった。
今日は午後から魔法テストなのでお父様や私が小さい頃一緒に訓練をしていた忍の所へ行っていたら、亮お兄様が城の奥にある忍訓練所に来た。

昨日の今日でいつも通りに振る舞えるかしら?
それにしても珍しいわ。
お兄様がこちらに来られるなんて…。
今までに1回有るかどうかだわ。

私は一端ここを離れる事を伝え
忍国から強化してほしいと頼まれていた忍達を
の幼馴染みの忍に託し
亮お兄様がいるこの森の入り口に向かった。

まずは真実を言うべきなのかしら。
それとも隠し通す?

そんなことを考えていたら入り口の少し手前に到着した。
それに気づいたお兄様が私の方へ駆け寄ってきた

何か変なものでも食べたのかしら?
お兄様が笑顔を向けて駆け寄ってくるなんて!!
いつものクールで優しいお兄様とは別人のようだわ。

花が咲いたような笑顔を向けながら
「神子!!朝早くからこんなところに居たのか?
部屋に行ったら居なかったし、訓練所に行ったら来ていないと言われるし…予定表を見ると朝は学校の予定もない。親父に聞いたらここかもしれないと言われ来たら結界で入れない。
どんなに心配したと思ってるんだ?
可愛い可愛い私の妹のお前に何かあった日は寝ることも食事も喉に通らない。」

少し大袈裟すぎでは?
そもそも今のところ私が負けるとしたら
お父様とお母様ぐらいでは?あと各国の
国王両陛下夫妻だけでは?

「ご心配お掛けして申し訳ございません。」

お兄様は不機嫌な声で
「何で敬語なんだい?
いつも心通しているときみたいに
話してくれないのか?」
「わかり…分かった、お兄様。
それより何かあったの?
私を探していたみたいだけど…。」

見とれるような笑顔を浮かべたお兄様は
「何もないよ♪
ただ神子に逢いたかっただけだよ。」
「……………。」
私はお兄様の言葉で唖然とした。
お お兄様はこんなことを軽々言う人ではなかったはずよ!!
それに回りにお花マークに囲まれているような笑顔も見たことがないわ!!

いつの間にか俯いていた私を覗き込むように
して私を見ているお兄様と目があった。

うぅ~お兄様は素から美形だからこんな風にされたらときめくじゃない!!

「神子?どうしたんだい?」
「…ど どうもしていないわ」
「昼から魔法テストなんだからゆっくりしていた方が良いよ。」
「そっ そうね。私室に戻るわ」
「俺が送ってあげるよ」
と言われ気づけば手を繋いでいた

自室に戻るまで繋がれていた
自室に戻ると手の甲にキスをして
満足したのか今にもスキップしそうな感じで
何処かへ行った。

一体なんだったのかしら?
お兄様がしていることは世間では恋人同士がやることではないのかしら?

テストが始まるまでお兄様の不可解な行動言語について考えていた。

テストの順番と項目はクラス学年事に違う
Eクラスの1年から準に行う。1ーEは
得意魔法の発動
2ーEは
飛ばせる距離
3ーEは
持続時間
4ーEは
目眩ましの攻撃
5ーEは
防御力

といった感じでSSクラスは
1年は 3種類の魔法の組み合わせ
2年は 4種類の攻撃魔法

SSクラスは2年と一年しか居ないのでテスト事態は直ぐに終わる。

「三種類か~何にするの?」
私の質問に弥深王子が
「僕は勿論 闇魔法 風魔法 無系統魔法です。」
「私は、光魔法 炎魔法 無系統魔法です」
光龍王子が言うと闇王子が「げっ」と言ったが聞かなかったことにした。
「俺は、裏界の魔法 闇魔法 風魔法だな。」
と裏漸王子が
「私は、全属魔法 光魔法 水魔法ですかね。」
と膳王子
「じゃあ私は適当に、
光魔法 水魔法 炎魔法
で遊ばせてもらうわ。」
裏漸が
「犠牲者が出ないようにしてくれよ。」
それに同感する3人を見て
「そんな犠牲者が出るような魔法を使わないもん
花の形にしたりすだけです!!」
拗ねたように頬を膨らますと
4人とも顔を赤く染めた。
暫く沈黙が続いていたが
担任の白川先生が入ってきたため席にもどり……
って言っても真ん中の二列に
一番前に
膳王子 通路を挟んで裏漸王子
二列目は通路の真ん中に机を動かされて
私が座り
3列目には
光龍王子通路を挟んで弥深王子
なので殆ど動かずに話していたため
戻ったのは光龍王子と闇王子だけだった
「使う魔法は決めたか?
15時10分から魔法実技室で行う。
順番は名列順だ。
残り10分前だから移動するぞ。」
そう言ったのと同時に白川先生の移動魔法で実技室ドームに運ばれた。
「さぁ、お前らの力を見せてくれ。
1番目、裏漸。使う魔法を言ったら好きなタイミングで始めてくれ。」
「はい。」
中央に行くと
裏界の魔法で悪魔を召喚し
闇魔法で暗闇の世界を造り出した
召喚された悪魔は
物体変化魔法で闇の中に炎魔法を落とし
小さい花火を作り上げた。
ラストは風魔法で全てを消すように
竜巻を起こし闇の邪神龍を造り出した。
そして邪神は闇の結晶となった。

流石、裏漸王子。
中々見せつけてくれるじゃないの!!

白川先生の方を向くと茫然と立ち尽くしていた
先生が持っている評価を見ると
100点満点中100点だった。

まぁ、当たり前か。
召喚だけでも相当点数的には高いのだから。
それなのに邪神龍までも造り出し
それを結晶にしたのだからね。

立ち直った先生が
「とても素晴らしい!!

次は、光龍。」

「はい。」

光龍王子は
始めは、炎の渦を作り天に向けて柱を作った
ごく普通のランク。
炎の柱をそのままに保ち光魔法で流星を作った
無系統魔法で流星をバウンドさせ天に戻した。
そこから、光の龍を作り炎の柱から不死鳥を造り出した。その二匹はじゃれ合い瞬く流星に当たった瞬間1つの模様を造り出した。
その模様は…光国の紋章だった。

二人とも既に王族だと言うことを隠すつもりがないのね。
ばれるのが速くなってしまったわ……。

「この模様は……光国の紋章!!」
「はい、そうです。光国の紋章を描きました」
点数はやはり100点だった。

膳王子も同じように
最終的には自国の紋章を描いただけでなく
撮し鏡で自国の様子を映し出した。

膳王子も勿論満点

私は使う魔法の追加を申し出ると同時に順番を最後にして欲しいと伝えた。
私と順番を入れ換え
弥深王子が先にすることになった。

宇宙を描きドラゴンを呼び寄せ宙に飛びなから
最後の紋章を描き
黒真珠のネックレスを私に渡してくれた。
そしてその真珠は闇の門番を描いた。
番人とケルベロスその間の門が開
弥深王子が登場して 終

はぁ~
どうしてもばらしたいようね…。
しょうがないか…私も見せ場を作らないとね

「先生、始めても良いですか?」
「………。」
「白川先生!!」
「……あっ、はい。
神子始めてください。」

私は歌を歌うように呪文を唱えた
そうすると鎖が私の体を縛り付けるように巻き付いてきた。
動き辛いが踊るようにステップを踏み
舞うように相手を誘惑し
回りには小さな妖精が飛び
私が踏んだところには緑の草が生えお花畑ができ
蝶々が舞。空には龍が緩やかに飛び海にはイルカが跳ね、鯨が塩を吹きその塩吹きに乗って精霊が遊ぶ。
空間を作り出した。
強めの風が吹いた瞬間
そこには豪華な造りのし部屋が映し出された

ふぅ~あともう少しでフィナーレ!!

そこの部屋のテラスから出ると
そこには四神獣の朱雀・青龍・白狐・玄武
が待っていた。
そこに私は姿を表し彼らを連れて幻想世界から抜け出しドーム状の景色に戻った
唯一違うのは、四神獣がこの場に追加されたと言う事だけ。終わりを表すため自国の紋章のついたドレスに着替え次期女王としての礼を取り
幻影で見せていたドレスも紋章も四神獣も消し
もとの状態に戻した。

各王子達の顔を見ると
『やりやがった』『次期女王になるんだね』
『四神獣まで出しやがった』
『流石、神子様』
的な感情が見てとれた。
一方、白川先生は
唖然・驚き・不安・冗談だよね・希望
等が見てとれた。
私は白川先生にできるだけいつもと変わらないようにそして労るように声をかけた。

「先生、終わりました。」
「…………。」
「教室に戻ってからお話をさせてもらいます。
質問にもできる限り答えさせてもらいます。」
「……あぁ、そうだなまずは戻ろうか。」
「先生は、困惑しているご様子なので
私が移動魔法を使っても宜しいですか?」
「……頼みます。」
私は、微笑み直ぐに魔法を使い教室に戻った。
先生にジャスミンティーを渡し
「質問したいことを先に言ってください。」
一息ついてから先生は
「皆さんは、王族の関係者ですか?」
この質問には弥深王子が
「そうです。関係者と言えば関係者です。」
「何処であの様な高度な魔法を?」
この質問は光龍王子が
「産まれたときから、または誰かが使っていたのを見てでしょうか。」
「どうしてこの学校へ?」
この質問は裏漸王子が
「そんなの決まってるだろ。魔法が使える者の義務だからだ。他の魔法学校も有るが王族がこの学校に既にいたからだ。」
「何故その事を黙っていたのですか?」
この質問は、膳王子が
「王族関係者または王族と知れば、普通に先生方は接してくれない。他者に広まれば暗殺者が増えてくる。それを防ぐために黙っていた。」
「俺に言えることは、教えてくれますか?」
先生は、私の方を向いて聞いてきた。
王子達に心通で
『どうする?何処まで話す?」
『お前に任す。』
『私も神子に任す。』
『神子、悪かったな。面倒なことをしてしまって
お前は知られたくなかったんだろ?』
『私も皆さんと同じです。頼んでおいて
本当の姿を見せてしまったのだから』
『神子、任しましたよ。』
『えぇ、ありがとうございます。』
心通を切り
「私達がお教えできる限りお教えいたします。」
「ありがとうございます。」
「私達は、王族関係者と言うよりも
王族です。
膳王子は表全属国を治める次期国王様
そして裏漸王子は、裏全属国を治める次期国王
光龍王子は、光国を治める次期国王
弥深王子は闇国を治める次期国王
私は、全属全集民国の第2姫。次期女王そして
私と彼らの関係は、同盟国と言うこと。
私達がこの学校に来たのは、自分の仕事を優先できるから。として大切な人を守るため。
それだけよ。」
「分かりました。」
「この事は校長先生はご存じよ。
それと、態度を変えないでほしいわ。
変えられると記憶を消すことになるから♪」
「ヒィ!!」
「神子、脅しすぎだ!!」
「あら♪ごめんなさい。いつもの癖で」
「お前、そろそろ仕事の時間じゃないのか?」
「いけない!!じゃあまた。
先生、さようなら!!」

そう言って自宅へ戻り
途中で思い付いた名案をしてみることにした♪





ふぅ~名案を次回に回します!!
今回で書ききろうとしたのですが…無理でした!!
「異能力」や「お嬢様は天才魔法士!?」 「現世と過去」も配信していますので、是非読んでみてください。
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