28/35
侵入者
早朝に手紙が届けられた。
その手紙は強力な魔法で手紙を宛先の者か差出人しか開けれないようになっていた。
封を閉めるために使われた魔法は闇魔法らしい
黒の印に明るい色の赤その二種類で止められていた。
「これは…お母様からかしら?
でも珍しいわね…いつも呼び出すのに。
しかもお父様からの仕事ではなくお母様からの
裏の仕事なんて!!」
内容を確認すると―――。
近々とある貴族の舞踏会が開かれるらしい。
その舞踏会に男性として潜り込み
その貴族のご令嬢が政略結婚を拒んでいる。
その令嬢からのお願いだそうだ。
処女を無くすことと、婚約者の身元が怪しいので検索して欲しい。
調査結果は
その男が闇取引をしているらしい
その男性は王族に縁のある人物でそう簡単に告訴出来ないらしい。
今回の任務はその男性の処分とその令嬢の処女をなくすことね…。
私も女性なんだけど…。こう言うことは引き受けないで欲しいわ。それに日にちを見れば今夜開催だし!!支度する余裕がないじゃない!!
お兄様に手伝って貰いましょう。
お兄様の部屋に行き用件を伝え協力してくれることになったので、男性用の衣服の買い出しを頼み
自室に戻り急いで魔法学校へ行く準備と午後からあるマナー学校へ行く準備をして移動魔法で魔法学校前に移動した。
この学校は
1階に 職員室 2階に 1―A 2ーA 3ーA 4ーA 5ーA
3階に 1ーC 2ーC 3ーC 4ーC 5ーC
4階に 1ーB 2ーB 3ーB 4ーB 5ーB
最上階に 1・2・3・4・5年SS組
と言う部屋割りになっている。
何かあれば1階にいる職員が対処し人手が足りなければ2階にいるAクラスの人が対応する
SSクラスはCクラスやBクラスを守るため目を光らせている。もしも職員やAクラスの人では対処できなければSSクラスから2手伝いに行くことになっている。
はぁ~最上階まで階段は辛いから浮遊魔法で揺ったりと向かうことにしようかな…。
最上階に近づくにつれて魔力が強くなってきたわね。
朝からゼンとウゼンは睨みあっているみたいだし
ヤミと光龍も睨みあってるし…。
朝から疲れないのかしらね?
最上階につくと私に気づいた
ゼン・ウゼン・ヤミ・コウリュウ
の4人は私の方を向き王族としての礼をとった
私は慌てて彼らのとこへ行き
「ここでは普通に生徒として過ごしたいの!!
王族の礼をされると私の身分がばれるから止めてよ!!」
「しかし、このクラスには私達しか居ない」
とゼン王子
「俺はラフにやる方が好きだから賛成だな」
とウゼン王子
「神子姫様がそう仰るのならそうさせていただきます。」
と光龍王子
「俺はどっちでもいい。ただの挨拶だからな」
とヤミ王子
「はぁ~。分かった好きにして。
その代わりゼン!!
皆の前や人前で敬語や様付け・王族としての話し方マナーをしないで。」
「分かった。そうする。」
暫くするとSSクラスの担任の先生が入ってきた
実際には移動魔法で教卓に表れた。
「今日からこのSSクラスの担任になった
白川だ。得意魔法は炎と光。
主に魔法論理と技術を教える。」
40代ぐらいの男性で筋肉質独身みたいね。
私は立ち上がり
「私の名前は神子です。
得意不得意はありません。
例え知らない魔法でも見たらだいたいできます
白川先生ご指導よろしくお願いいたします。」
驚きから立ち直り
「…あぁ、神子だなよろしくな」
続いて
「私の名は膳と申します。
得意魔法は闇魔法以外ならできます
よろしくお願いいたします。」
「私の名前は、光龍と言います。
光魔法を得意としています。
闇魔法以外なら努力すればできると思います」
「俺の名前は裏漸と言う。
闇系統の魔法なら得意だ。
それ以外は大抵出来るが
光魔法は出来ない」
「僕の名前は、闇と申します。
闇魔法以外はニガテで使えません」
一通り自己紹介が終ると
「このクラスを纏める人が必要だな。
言わばクラス委員だな。
誰かやってくれる奴はいるか?」
私は誰もやらないのを見て
手を上げ…実際には虹色の魔法玉を打ち上げ
「私がクラス委員をやります。」
「おぉ!!やってくれるか!?神子君」
「はい。その代わり私が居ないときには
代わりに光龍が仕切ってくれます。」
「補佐も必要だしな!!
光龍君やってくれるか?」
光龍から心通で
『お前何を企んでいる?』
『私たちがこの学校にいることは直ぐにばれるわ
その時先生方では対応出来ない可能性がある
その時に上手く皆を守れるのは貴方しかいないわ
やってくれるわね?』
『分かったよ!!やればいいんだろ!!』
『ありがとう。』
心通を切ると
「神子さんからのご指名なのでやらせてもらいます。」
「よし2人とも頼んだぞ。」
1時間目は魔法石造り
教室で魔法石を一から作る方法を教わった
心通をしながら…。
『作り方を教わらなくったて知ってるし』
『全く闇王子の言う通りだよ』
『俺も同感だな。』
『私も癪ですが同じ意見です』
『こらこら4人ともそんなこと言わないで
先生の機嫌が第一よ♪
その方が後々王族だと気付かれても
下手に気を使われなくて済むじゃない♪』
そんなことを言いながら
一人5色のノルマを作り達成した
二時間が始まって直ぐに警報が校内に鳴り響いた
先生がまだ来ていないので、私たちは原因が何か捜した。
するとよく魔法士の命を狙いに動き回っている
犯罪組織青い鳥のマークからブルーバード
と呼ばれている組織の人が既にAクラスとCクラスに向かっていた。
私は人数を確認し
「誰が行く?見張りが10人。Aクラスに強そうなのが20人。
同じくCクラスにも強そうなのが10人。」
「面倒だから俺パス」
「僕も、今魔法を派手に使えないように
されているから無理です。」
「私も今回はパス」
「パスだな」
「そうなると想った。」
私はこれ以上人数が増えないようにし
各クラスに部外者が入れないように結界をはり
三階に降り先生方が戦っているのを見ながら
ボスを捜したがどこにもいなかった。
先生方が手に終えなくなってきたため
先生方の方により
「お手伝いさせて貰います。
1年SS組の者です。」
「危ないから教室に――」
先生が話しているのを遮って
冷酷な目で
「この状況でそんなことを言える状況では無いでしょう?このままでは先生方の魔力が底をつき
死者が出てしまいますよ?それでも良いのですか?他の生徒も死んでしまいますよ?」
苦虫を潰したような顔をしながら
「手伝ってくれ。」
「分かりました。」
まずは…Aクラスがそろそろヤバイかな…
Aクラスに向かっている部外者を
炎魔法で一掃し
目の前にいる部外者には水と雷で感電させ
門前にいる人らは草木の拷問魔法で吊るされた
一瞬のことだったのか…それともだった一人で片付けたせいなのか先生方が硬直していたので
記憶操作をし私が魔法を使った記憶を全て消し
先生方が自力で倒した事にした。
気づけば昼前だったためマナー学校に向かった。
「異能力」や「お嬢様は天才魔法士!?」
「現世と過去」も配信していますので、是非読んでみてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。