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異能力者 作者:神子

本編

20/35

番外編 バレンタインデー

短いけどR18つきです

番外編
はぁ…憂鬱だよ…
契約した王子達をお城に招かなくてはいけないなんて…誰よ!!バレンタインデー企画を考えたのは!?
ってバレンタインデーの事を言ったのは私だけどね
もうこんな時間、急いでラッピングしないと王子達が来てしまう。

2日前にさかのぼる。
兄さんと町を視察しながらふと呟いた。
「2月12日か…」
「2月に何かイベントってあった?」
疑問符を頭に浮かべながら兄さんが問いかけてきた
「2月14日は、バレンタインデーで女性が思いを寄せる男性に思いを伝える日だよ!!
だから町中の女性が浮き足立ってるの。」
「神子は、誰にあげるの?
もちろん俺にもくれるよね?」
「もちろん♪って言いたいところだけど…
近々他国が戦をするらしいから、作れないかもしれない…」
「確か…天魁てんかい国と磁界じかい国の戦だったっけ。」
「そう、相変わらず仲が悪くて今回も仲介約として行かなくちゃ行けなくなったって訳。」

兄さんが思い付いたように
「じゃあ…バレンタイン企画で舞踏会を開いたら良いじゃん!!そうしたら暫くは大人しくしてると思う。
どうかなぁ?」
「今から準備してもギリギリじゃない?」
「大丈夫だよ。今の神子なら皆が手伝ってくれる」
「分かった…お母様・お父様に相談してみる」
「そうと決まれば、視察を終わらせて城に帰ろうか
善は急げと言うし」
「そうだね。」

急いで馬車のもとに戻り城に戻った。
お母様・お父様のいる部屋へ入り
町の報告と兄さんと話していたことを相談した。
「2月14日にバレンタインデー企画で各国の王子様達をこの城に招き、舞踏会を開きたいのです。
よろしいでしょうか?」
「なぜそんな企画を考えた?」
「はい お父様。 近々天魁国と磁界国の2国が戦をするという情報は、ご存じですね。」
「あぁ…確かにその2国が争うことは知っている。
それとこの企画がどう関係する?」
「2国との争いが始まってから仲裁に行くのではなく、争いを始める前に釘を再度打っとくために開催するのです。」
「神子、2日でどうやって準備をするのかしら?」
「お母様、ご心配なく。準備の方は亮兄さんが背後で着々と準備をしてもらっています。
なので、14日には間に合います。」

お父様・お母様はお互いに顔を会わせ
渋々と言った感じで
「分かった。了承した。やれるだけやってみろ。」
「はい!ありがとうございます お父様、お母様。
絶対に成功させて見せます。」
「もしも私たちに出来ることがあったら、何でも言いなさい。出来る限りは手伝ってあげますから。」
「ありがとうございます お母様。
それでは、準備があるので失礼します。」

部屋からでると急いで兄さんのもとへ向かった。
兄さんは、広間で着々と準備を進めてした。
「兄さん!!許可が下りたわ♪これで進められる。」
「神子、飾る花は何が良い?」
「そうね…ガーナも素敵だけど赤薔薇なんてどうかしら?花言葉は、情熱の愛 ピンクの薔薇も良いかもしれないわね。」
「ブース事でアレンジを変えてもらおうか?」
「そうね。その方が良いわ♪私は、招待状を書かなくちゃいけないからここは、兄さんに任せるわ」
「あぁ~分かった。」

招待状を魔法で送り、ドレスの準備をしていたらチョコレートを作るのを忘れていた。
急いで町に行き材料を買いそろえて
私が店長をしている《喫茶&ショコラ》に材料をおきその日は城に戻った。

次の日
早めに起きて、朝食をいただき町へでた
もちろん 喫茶&ショコラ でバレンタインチョコを作るためだ。
今日は、お店は休みなために誰もいない。

さてと何を作ろうかしら?
ショコラ・生チョコ・カップケーキ・
ガトーショコラ・シフォンケーキ
どれが良いかしら?
舞踏会では、ショコラ・シフォンケーキ・生チョコ
を出す予定だから…
ガトーショコラかカップケーキのどれかね。
いっそのこと2つとも作りましょう♪

デコレーションに凝っていたら
22時になっていた。
あっ…もうこんな時間、早く帰らないと皆に心配をかけてしまうわ。
移動魔法の応用番で自室に戻り、夕食を頂きお風呂に入り早めに寝た。

2月14日
舞踏会当日
朝から 喫茶&ショコラ に向かい昨日作ったものをラッピングして、お店を出ようとしたら
私の代わりにお店の切り盛りをしてくれている
藤嶋 嵐(ふじとう あらし)と出くわした。
「神子さん!!お久しぶりです。」
「 藤嶋さんお店の方はどうですか?」
顔をしかめながら
「新しいレシピをそろそろお店に増やさないといけないと思ってまして…」
「あぁ~そう言うことね。トリュフなんてどうかしら?」
「とりゅふですか?」
「そうよ。生チョコを丸めた感じのものよ。
最期に粉砂糖をかけるかココアパウダーをかけたら完成よ。」
「わかりました。作ってみます。」
「あっ…これが作り方ね。私はこれから舞踏会の準備があるから教えられないけど…頑張ってね。」
「神子さんも頑張ってください。」

そう言ってさっさと城に戻った。
そして、舞踏会で出すケーキを作っていたら王子達が来る時間になっていた。

やばい…急いでドレスを着替えてお迎えに行かないと!!
門につくと
各国の王子達が続々ときた。
挨拶を軽く済ませ、侍女建ちに各部屋へ案内させた


そして舞踏会が始まった。
「全王子お久しぶりです。」
「神子姫、お久しぶりです。この度はお招き頂きありがとうございます。」
「こちらこそ、ご足労頂きありがとうございます
今宵は、バレンタインデーと言うことでここにあるケーキ類やチョコレートは、私が作りました。後程お持ち帰りの分もお持ちいたします。」
「それは、大変でしたでしょう。神子姫の手作りを堪能させてもらいます。」

次々と王子達に挨拶をしていった。
もちろん、兄さんは令嬢達に捕まっていた。
たくさんのチョコを受け取り楽しそうに、会話をしていた。

音楽が流れはじめた
1曲目の曲は兄妹で踊り
2曲は自由に踊れる

「亮はモテモテね。たくさんの女性からチョコレートを貰って…」
「神子は、ヤキモチを妬いてくれたのか?」
「……だって…亮は私の婚約者候補だもん。
他の女性に馴れ馴れしくしないで欲しい。」
「分かったよ。本当に可愛いな神子は。
後でたっぷり甘やかしてあげるね」
「――!」
「顔が真っ赤だよ。そんなに嬉しいの?」
「……ばか…恥ずかしいじゃない。」

曲が終わり
善王子が私の手をとった。
私は頷き再度中央に向かった。
音楽が始まり、善のリードに身を預けて踊っていると
「今宵舞踏会が終わったら、貴女を感じたい。
良いよね?」
顔を赤くしながら、小声で
「今日はダメ…忙しいから、明日なら…」
面白くなさそうな顔をしながら
「今日は、血の繋がっていないお兄さんに抱かれるの?」
「……………。」
諦めたように
「そっか…じゃあ明後日帰ることにするよ
明日の夜は楽しみにしておいて♪」
「――う うん。」

こんな感じで各国の王子からの甘い夜のお誘いを受けた。

亮は、お風呂に私を連れ込み
一緒にお風呂に浸かると
「神子、期待してくれたのかな?
水じゃ無いものが少し中に入れただけで
指についてきてるよ。」
「――は 恥ずかしいよ。」
「もう少し足を開けて」
「う うん。」
足を開けると3本の指が入ってきた。
お風呂の水が出入りしているのに
さらに興奮してきた。
「あっ…お お願い……入れて…」
「分かったよ。」
「―――あっ~大きい…」
「動くよ。」
「―――はっあぁ~もっと奥に頂戴。」
「ふふふ、もう少し開けたらいれてあげるよ。」
「ふぁ…あぁ~もうだめ~」
「俺もそろそろ限界一緒にイクよ。」
「――――はぁ~ふぁ~」
さらにスピードをあげて奥をついた瞬間
真っ白になった…。

バレンタインデーが終わりましたけど…
「異能力」や「お嬢様は天才魔法士!?」 「現世と過去」も配信していますので、是非読んでみてください。
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