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試しと儀式③
R18が最後の方に含みます。
光国に到着する頃には、15時56分になっていた。
手紙には
《15時までにきてください。
お話したいことがあります。
お手数をお掛けしますが、
よろしくお願いします。》
と書かれていた。
その事を思い出して、兄さんの方を向いた。
「兄さん 少しお話があるって書いてあったから
私は移動魔法で、光龍王子様の所へ先に行きます。
兄さんは 皆さんに指示をしてから後で庭で打ち合いましょう。」
兄さんは、着いて行きたそうな顔をしていたが
私の意思をくんで
「分かった…変な事されないように気を付けて。」
微笑んで
「じゃあ、お先に失礼します。」
そう言って 移動魔法を展開し光の中へ消えた。
次の瞬間 光龍王子がいる公務室前にいた。
ここに今はいるんだ…
案外どの国も公務室は一緒なんだね。
本当は、迎えに出てくる侍女たちの案内で来なくちゃ行けないけど…時間がないし、しようがないよね
うん。何か合ったら謝ればいっか~。
ノックして中の気配を確認すると、気配がない?
あれ…いつもなら物音とかするはずなのにしていない?場所を間違えた?そんなはず無いよね…
だって、一回あったらその人の魔力量や得意魔法
魔法の特徴とかで直ぐ分かるもの…
……もう一回ノックして名乗ってみて同じなら
中に入って確認しよう♪
もう一度ノックをしたが先程と変わらず反応がない
「神子です。光龍王子 居られますか?」
「……………………………」
反応がやっぱりない。
しようがないね、視てみるかな。
目を凝らして扉を越えてなかを視た。
??光龍王子の姿がないけど…気配は感じる。
姿を隠した?何のために?しかも側近まで姿を隠してる。どう言う事?入って確かめよう。
防御魔法を発動させ
「光龍王子、入りますよ。」
ゆっくりと扉を開けて中に入った。
扉を後ろ手で閉めて、気配をたどって部屋の中を歩いた。
何でだろう?ずっと見張られているように感じる。
城内もやたら静かだし…何か有ったのか?
でも、傷1つ付いていない。手慣れがやったのか?
考えながら歩いていると、背後から極少量の魔力を感じた。
この魔法ってまさか!?
光国の秘伝魔法 《雷斬り》(ライキリ)!?
そんなはずは…だってまだ教えられていないはず
慌て、防御結界を発動した。
そして、後ろを向き発動者と魔法の種類を見極めた
防御結界により、魔法を消し去った。
この魔法は、雷斬りとは違う!!
雷魔法に炎魔法・鎌鼬の合わせ魔法
この3種類を使いこなせる人物…極少量で魔法を発動させる事が出きる人物…
そして、わざと気配を残している。
この仕業は…まさか!?お父様!?
もしそうなら…
この状態を抜け出すには、四神獣を召喚させるしかない…でも、ばれてしまうと自由には居られない。
うぅ~どうしよう?
そうだ!!もう1つだけ手だてが残ってる。
お父様ならきっとこの魔法を受け止める。
受け止めた瞬間に 痺れ魔法と炎の陣を周囲に張り巡らせて…影操りで捕獲したら良いんだ。
多分、光龍王子は捕らえられたのではなく
この計画に荷担している。
そして、舞踏会も嘘だったってことか…。
はぁ~。疲れる…。
私の考え通りに行動し作戦が成功した。
隠れていた人が足元に落ちてきた。
「っつ!!…」
痛みで声が少し漏れた。
そして顔を隠した。
隠しても既に遅い、私はしっかりとその顔と声を聞いていた。
「やっぱり、お父様でしたのね。
なぜ、この様なことをされたのですか?」
問いかけると、観念したようで
「神子、お前の現時点での
強さ・策略・行動・観察力
を確認したかったからだ。」
あっさりと答えてくれた、お父様にビックリした。
いつもなら…はぐらかすか それらしいことを言って逃げるか その2択だったから…。
そして、光龍王子の事を忘れかけていた。
突然電撃が走った。
身代わり魔法を発動させていたから、攻撃は喰らわなくて済んだ。
身代わりの後ろには、光龍王子がいた。
私は、光龍王子の右に移動していた。
私が
「光龍王子もやっぱりぐるでしたのね。
舞踏会って言うのも嘘でしょう?
私を呼び出す為の招待状でしよう。」
っと言うと
どこから現れたのか不思議そうな、驚いた顔をしていた。それでも、答えてくれた。
「…はい。神子姫を呼び出すために
この舞踏会を計画しました。」
素っ気なく 「そう。」と言ってお父様に確認をしてみた。
「お父様。これを企画した理由はそれ以外にもあるのでしよう?」
緊張で声が角張った。
冷や汗が出るなか、お父様の返事を待った。
そして、暫くしてから答えてくれた。
「…神子、お前は四神獣を知っているか?」
いったい何の話か分からなかった。
「はい。存じ上げています。
4方角を護神の使い、または 4匹の獣
そうお聞きしました。それがなにか?」
お父様は、私の回答に頷いてから
「その四神獣は、我が国の正統な血を次ぐ者が代々扱えるようになるものだ。それが使える神子 お前は
我が国の次期女王として、国を纏める者として誰よりも強く在らねばならん!!この様なことで、四神獣を呼び出したら追放する気であった。だが、お前は使わなかった。よくやったぞ神子。」
お父様は、最後の誉め言葉だけは本当のお父様みたいだった。それ以外は、国王としての顔だった。
「ご心配をお掛けしました。ありがとうございます。お父様。」
一国の姫として 謝り、娘として お礼をいった。
「神子。自国に戻り明日の舞踏会の準備をするか?それとも、国王へ残り視察をするか?」
「私は、光国に残り文化や兵の強さを測ります。
明日は一人で、水港国へ参ります。ですので、馬車や使用人・お兄様 を連れてお戻りください。
明明後日は、帰りが遅くなるのでご飯は不要です」
私の言葉を聞いた瞬間空気が凍った。
「神子…明日で舞踏会は終わりでは無いのか?
なぜ、明明後日も他国に居るつもりだ!?しかも遅くなるだと…。わかった…その代わり2国とも同盟を結んでから帰ってこい。」
「分かりました。絶対に、結んで見せます。
ご安心下さい。」
私の言葉を聞いていて外に出ていった。
そして移動魔法の発動波が届いた。
お父様達は帰ったみたいね。
さてと…儀式をして早めに寝よう。
光龍王子の方へ向き、本題を直球に聞いた。
「全属全集民国 と協力同盟を結んで下さい。」
驚いた顔をしながら
「我が国に何の利益が有るのでしょうか?」
既に、次期女王と次期国王の顔になっていた。
「貴国が我が国と同盟を結べば、他国からの侵略・進行をそしすることが出来ます。
それ以外にも、国の発展や国民の安全も保障されます。 」
「それは嬉しい申し出だが、貴国には何も利益が無いと思うが。」
「我が国にも利益はあります。
貴国と同盟を結ぶことで、交流やお互いの発展にも成ります。
これでも、利益が互いに無いと仰いますか?」
光龍王子は少し考えてから
「分かった…契約書を持って来られていますか?」
「はい。こちらにあります。」
契約書を渡しその内容を読んで、驚愕していた。
「?光龍王子?どうされましたか?」
真っ赤な顔をしながら
「み 神子姫のこ 婚約候補者になるのですか!?」
「?はい、そうですが…契約は2つ有りますから
同盟と婚約候補その2つで1つの契約です。」
「神子姫との婚約…は有り難い事ですが、なぜ契約を?」
「簡単な事です。この世界は、妻1人に対して夫が何人居ても良いのでどの国も強力な力を持つ王族を求めている。その為にこう言う手段を取ったまでです。お気に召しませんか?四神獣の力も少しはてに入ります。」
「そこまで言うのなら、契約します。」
そして、印を押してもらった。
後は夜に儀式をするだけ…。
「確かに、受けとりました。
さて、次は儀式の話です。
四神獣を持っているため、儀式として体と体を合わせ体内に放出させたら印が浮かび上がってきます。
『今宵、我がもとに参られよ。』
必ず、お風呂で体を清めてから白い浴衣を来て客室の私の部屋に来てください。誰にも見つからないように、移動魔法の陣を書いておきましたからそれを使って来てください。」
「わかった。」
そして 食事が終わりお風呂に入り、白装束に着替え
客室の私の部屋にいつも通り蝋燭を並べて準備完了
11時過ぎに寝室の部屋が一瞬明るくなった。
光龍王子が来たんだ。
寝室の部屋に行き、不思議そうにしている光龍王子を見つけた。
「ようこそ、おいでくださいました。
早速始めましょう。私の言う通りに従って下さい。
先ずは、 東に頭を向けて仰向けで横になって。
次は、浴衣を脱いで。」
いつも通り、額から鼻先⇒唇⇒舌⇒胸⇒お腹⇒性器
⇒太股 と星を描きキスをしていった。
唇に描いただけで
「……っつ、うん。」
と声が漏れていた。
舌にやると
「はっ――ふぁっ――!!」
徐々に甘くなってきた。
性器に描くと
膨らんできた。
「う~ん、はっ――ふぁ~ん」
甘ったるくなってきた。
描き終ると、天地が逆になっていた。
「…光龍王子?」
いきなり、舌を割り込ます激しいディプキスをしてきた。
「もう、我慢できない。貴女が欲しい。」
微笑み浮かべ
「えぇ、どうぞ私も貴方が欲しいです。」
わざと、誘ってみた。
それにのって、白装束を脱がされ気づけば
私の中に、光龍王子の性器が入ってきていた。
「あっ、大きい…うん~はぁ――」
「もっと奥を突いてあげる、もっと乱れて♪」
奥の子宮をノックされた。
「―――あっ――」
「イッちゃったね。次は俺と一緒にイこうね?」
「……う、うん」
返事を返した瞬間、抜き差しされていたのが中を掻き回すように動かれた。
「――だ だめ…も もうイッちゃう――」
「俺も…もう、持たない。イこうね」
最後に強く奥をつつかれた。
「――――――あっあぁ~ん!!」
「――っ――っ。」
「あ 熱い…私の中に入ってくる~ん!!」
「お疲れ様、神子姫。」
私は、魔法で全てを洗い流し儀式前の姿に戻した。
光龍王子の左胸辺りに、青色の円が浮き上がり
その中に青龍の印が出てきた。
それをみて。
「成功したね。お疲れ様光龍。」
「そっちが素なのか?」
「うん、そうだけど?光龍もそっちが素でしょう」
「そうだ。」
光龍の印にふれ、少し魔力を与えると暑くなった
「大丈夫みたいね。じゃあお休み…疲れちゃった」
そう言って、光龍を強制的に自室に戻した。
そして、片付けて眠りについた。
「異能力」や「お嬢様は天才魔法士!?」
「現世と過去」も配信していますので、是非読んでみてください。
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