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異能力者 作者:神子

本編

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戦前夜

神子・亮が自国に帰ってから3日後事態は動き出した。

冷戦状態だった3国 火国(火魔属国)と 燐国の水国(水港国) 火国と水国に挟まれている 光国
光国の領土をめぐって両国が攻めいるため、軍を上げた。
光国は全ての秩序を守る使命をもつ 全属全集民国
に夜のうちに使者を向かわした。

その頃神子はお父様・お母様から……いえ、国王様・女王様からに呼ばれて神子達が住んでいる城のはるか奥にある王宮に向かっていた。

珍しいね、私一人を呼ぶなんてしかも一国の姫としてか…何となく『戦場に行け…』なんて言われそう
もしそうなら、隠れて行っていた意味が無くなるよ
魔法士の前線を戦っていた隊長は、私の正体知っていたし…。女王様・国王様にばれていなければ良いけどね…。

この国々は、王族・貴族は国民を守るために存在する。
魔力が強ければ強いほど戦に駆り出される。
戦に出た者は名誉と賞金が得られる、他国に自分の顔を売って物を得る人もいる。
神子のいる、全属全集民国は防衛のために動く。
今までは、国王様が直々に戦に出て止めていた。
何故なら 神子は魔力反応が無かったから行けない。
美崎は、男性嫌いで行っても失神して足手まとい。
亮は、魔力が少ないため行けない。
美紀は、まだ幼く魔力制御が出来ないため行けない。それゆえに、王族代表として出ていた。
他国は、領土を広げより多くの食材をて手に入れるため戦をする。

王宮の更に奥に巨大な扉があった。
そこに、女王様・国王様がいる。
神子は、ノックをして名を名乗った。

「神子です。国王様・女王様入っても宜しいでしょうか?」
「入れ。」

扉の横にいる門番が扉を開けてくれた。
豪華な花瓶などが置かれていた。中央には、レッドカーペットが引かれている。その先に3つの階段があり、向かって右側に 国王様 左側に女王様が座っていた。

私は、階段の少し手前で歩みを止めて綺麗に礼をした。
「国王様・女王様、ご機嫌麗しゅうて何よりです」
当り障りのない言葉を挨拶とした。
「神子、一昨日はご苦労であった。」
「勿体ないお言葉です。」
「今日呼んだのはだいたいは、察しがついているだろうが 火国と水国が光国に攻め込み始めた。
そこでだ神子」
「はい」
「神子は今、魔力が安定しており、他国の秘伝魔法も使えるだから………」

珍しく国王様も女王様も言い淀んでいた。

戦の準備は、余りかからないけど魔法士建ちに作戦を伝えたりしないけないし…私から切り出すか…。

「分かっております。今回の戦 光国側が使者を送ってこられた場合、光国側に付き水国・火国の両方を撤退させて見せましょう。」

国王様も女王様も驚いた顔になったが直ぐに
「望みはあるか?」
「はい。魔法士の募集人数を60名までにします。
そして、私が全指揮を執り前線で戦うことをお許し願いたい。それと、光国の使者の手紙は私が受け取り返事を返します。兵を減らす目的は 死兵も減るからです。」

難しい顔をして相談していたが
「分かった。許可する。」
「神子、初陣だから無理しないでください。」
「ありがとうございます国王様。
お母様、気をつけます。」
2人に微笑み
「今回は、兄さんを連れていきません。
それでは、準備がありますので失礼します。」

廊下を歩いていると光国の使者と会った。
「貴方は、光国の使者の方ですね。」
「はい。光龍王子様から手紙をお持ちいたしました。貴女様は、全属全集民国の方ですよね。」
「えぇ。今回、光国の防衛を手伝わせてもらいます
神子と申します。」
一瞬馬鹿にした顔を見せたが
「こんなに若くて綺麗な女性に、務まるでしょうか?心配ですね。」
微笑みを浮かべ
「大丈夫ですよ。たった2国を退却させるくらい簡単な事です。」
「そうですか。一応期待しておきましょう。」
「えぇ。ありがとうございます。お力に成れるように尽力尽くしましょう。」
「この手紙は国王様様に、お渡ししたいのですがどちらにおられますか?」
「その手紙は、私が受け取ることに成っています。
返事を書きますので私についてきてください。」
「……はっ、はい。」

私が通ると皆が道を開け膝をついていく。
やっぱり初陣って言うのが良いのかなぁ?
何回も行っていたけどこう言うのも良いかも♪

目の前に、兄さんが歩いてきた。
「神子、今回の防衛に参加するんだな。」
怒った顔をしていた。
「はい。国王様・女王様からの命令です。」
兄さんは、後ろにいる使者を見て
「神子、早く光国の使者殿を面会室に連れていきなさい。足を停めてしまい申し訳ない。」
「いえ。仲のいい兄妹ですね。」
兄さんは苦笑いして、立ち去った。
再び歩き、面会室に連れていった。
つくと直ぐに
「兄妹では、無いのですか?」
「兄妹ですよ。余り仲が良くないだけです。」
と嘘を付き苦笑いした。
その言葉に納得したのか
「兄妹とは何処でも同じものなんですね。」
と苦笑いした。
お話をしながら返事を書いた。
それを使者の人に渡し見送ってから、魔法士の上位30名と下位30名を除く40名を呼び出し作戦を伝えた
この40名は、私が戦に今まで参加していることを知っている者達だから信頼も厚い。

後は、貴族の30名が付き次第作戦を伝えて…
約束通り今夜中に光国へいくか…。
本当は10人入れば充分なのになぁ~

作戦は
貴族の20名は火国の攻撃を防御 王族の兵士20名は水国の攻撃を防御.

残りは光国の兵に入り、伝達をする。
私は、隙を見ながら各王子に会いに行き決闘を挑む

それだけのあいだ持ちこたえられるように、配置した。

さぁ、光国へ行こう。

「異能力」や「お嬢様は天才魔法士!?」 「現世と過去」も配信していますので、是非読んでみてください。
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