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神子の秘密♪
その夜舞踏会で着るドレスを用意して、他の貴族の方々の事を確認し終わり寝る準備をしていたら
ノックされた。
不思議に思いながら
「どなたですか?」
と声をかけると
「膳です。少しお話がしたいのですが…。」
私は、警戒しながらも王子を外に居させるのはどうかと思い扉を開けた。
そして王子を招き入れ紅茶を出した。
最低限のおもてなしだ。
そして私がソファーに座るとその向かえに王子は座った。
「夜分遅くにレディーの寝室に行くのはどうかとおもいましたが、明日の舞踏会のことで少しお話があります。
明日の舞踏会始めの1曲を私と踊ってもらいたい。
よろしいですか?」
内心兄さんの言ってた事がまた、当たったと思った
念のために何故私を選んだか聞いて視ることにした
「何故私を1曲目のダンスパートナーにお選びになられたのですか?他の女性も居られるのに、まだ2回しか会っていない私に申し出を成されたのですか
返事はその後でお答えいたします。」
「理由は簡単です。会ったときに貴女に興味を持ったからです。」
やっぱりあの時に興味を持たれたんだ。兄さんの言う通りだ。
「貴方が興味をお持ちになられたのは、私が使った魔法ですか?地位ですか?」
まぁ、答えてくれなくても結局は招かれた方だから断ることは出来ないけど…。
1つ目の質問を答えてくれただけでも上出来か。
「貴女に興味を持ったのは、地位や魔法だけではなく。
ただ会ったときに他の貴族・王族とは違う雰囲気や、国民を守ろうとする勇気に惚れた。
例え訓練を受けている魔法士でも、恐怖で立ち向かえない。だが貴女は立ち向かった、魔法が発動するか分からないのに自分の命より国民の命を最優先した。その姿に惚れたから舞踏会で1曲目を一緒に踊って欲しい。」
やっと普通に話してくれた。畏まるのは疲れるから助かった。
膳王子は、はっとした顔になって少し顔が赤くなった。
ふふふ可愛い!!
「わかった。1曲目のパートナーの件は承りました
それと話し方も素でこれからは話してくれた方が、私も楽だから。私のことは神子って呼んでも良いよ」
「わかった。私のことも膳呼んでくれ。これからは、素で話す。ではまた明日舞踏会で踊るのを楽しみにしている。お休み、神子。」
最後の私の名前を呼ぶときとても優しい感じがした
「ええ、お休み膳。」
扉が閉まったあと一人で考えた。
彼は本当は優しいのかしら、彼も国民のために動いてる気がするし…
しかもあんなにはっきり、惚れたとか言われると照れる…。顔が赤くなってなくて良かったけど、流石王子様だね。美形で動きが洗礼されていて、立場と場合を考えて振る舞っている。
国同士が協力し会えるためには、膳王子に気にってもらえなきゃね♪そうしたら国が豊かになって戦争や冷戦が無くなると国民も安全に過ごせるようになるもんね。
私が頑張らなくっちゃね!!兄さんにも心配掛けないように慎重に動かないと…。
寝る前にもしもに備えて結界を張っとかないとね
寝ている最中に襲われたくないしね兄さんの所にも張っとこっと。いっそのこと城全体に掛けとこっと
そして深夜2時30を過ぎた頃
その結界が壊された。
慌てて起きて結界にが始めに壊された所に向かった
途中で膳王子と会った。
「神子、どうしてここにいる?」
私はで着る限り平然と答えた
「訳は走りながら話す。それよりもついてきて、誰かが浸入してきた。」
「何で分かった?私は胸騒ぎがして巡回していた先に疑問を答えとく。」
「寝る前に城全体に薄く結界を張り巡らしていたの
それがさっき、浸入によって壊された。だから、壊された所に向かっている途中に貴方と会った。」
「結界を張ったら私や魔法士が気づくはずだが?
しかも浸入者は、神子の結界を破ったんだろそれならなおさら魔法士や俺が気付かないなんてあり得ないはずだが?」
「私が薄く結界を張った理由は、私の国で貴方が襲われた時に相手の魔法発動前後に全く感じられなかった。今回も、同じ人だと思う。」
立ち止まると、膳が「なんだ」と言ったので
小声で
「静かに!!近くに居る。3人の男性、魔力量は普通ぐらい。
火属性魔法士・闇属性魔法士・風属性魔法士・
無属性魔法士の3人
一番厄介のが、無属性魔法。」
横に居る膳が驚いた顔をして固まっていた。
「ねぇ、聞いてた?」
膳は、急いで反応した。
「あぁ。」
「じゃあどうする?警備兵でも呼ぶ?それとも二人で闘う?ばれないように、防音魔法もかけてあげるけど。」
私はニコッと笑った。
「お前は、闘いに馴れているのか?魔法を初めてあの時に発動したのと違ったのか?。」
「うん。魔法が使えなかったのはばれたくなかったから、魔力反応を無くした。変装魔法で他国の侵略から守魔法士として、前線に出たこともあるよ。」
「………。冗談は寄せ。産まれて直ぐに魔力制御がで着るわけ無いだろう。」
笑みをさらに深くして
「じゃあ実戦で試してみる?3人纏めて吊し上げてあげるね。少しだけ待っててね。」
兄さんが居ないときにしか使えない魔法
全属集合国の秘伝魔法
四神獣を呼び出した。
この秘伝魔法が意味することは、ただ1つ全ての国を統べるものの証だ。
さぁてと始めるかなぁ♪
青龍…青色の龍
朱雀…赤色の鳥
白狐…白色のキツネ
玄武…黒色の亀
4方向を守る獣を呼び出すのも、操るのも、手懐けるのも全世界を統べることが出来た人でも難しいとされている四神獣を呼び出した。
「ふぅ…久しぶりだね。玄武・白狐・朱雀・青龍
私の結界を破った3人を殺さずに私のもとに連れてきて。玄武は今回休憩ね、前回派手にやったから。
じゃあ行っておいで。」
白狐・朱雀・青龍は一斉に飛び出した。
さぁてと膳にこの子の事を教えなきゃね。
ニコニコして膳のもとに行った。
「膳?大丈夫!?顔が真っ青だよ。玄武の上に座ったら?」
膳は畏れるような顔をした。
「それより、どうして四神獣を…いやいい。玄武の上に座らしてもらうよ。」
「この子とってもいい子達なの♪私の願いは必ず叶えてくれるし絶対に牙を向かないから、安心して」
2分後
白狐・朱雀・青龍は、しっかりと死なない程度の力で浸入者を加えて連れてきた。
「お疲れ様。皆見つかる前に戻って。」
四神獣達はうなずいて、陣内に戻っていった。
そして陣も消えた。
「さてと膳。この事は内緒ね。」
「分かってる。それよりこの者たちの尋問は、私に任せてくれるか?」
「ええ。頼んだよ。じゃあ私は寝るね。お休み」
「うん。お休み……。」
あの子達に御褒美をあげなくちゃ♪
何が良いかなぁ?
肉類?魔力?
まぁいっか。今度聞こうっと♪
ふぁ~眠い…。
ベッドに付いた瞬間眠りに落ちた。
話が跳びまくりです…。
「異能力」や「お嬢様は天才魔法士!?」
「現世と過去」も配信していますので、是非読んでみてください。
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