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お嬢様は天才魔法士!? 作者:神子

本編

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明女と明星

自室と間違えるほどに見覚えのある部屋にいた。
女の子らしい物置にドレス魔法の杖
どれも見覚えがあった。
その日は落ち着いて寝ることができた。

次の日
この国の女王様に謁見を申し込んだ。
そうすると昼に女王様の自室に来るように侍女に言われた。その間侍女と護衛の人を連れて町を歩いた
久しぶりに見る物や人々、それらを見ていると懐かしく悲しくも感じた。
私はここへ来たことは初めてではないきがします…
でもいったいいつ来たのかしら?
そもそもこの不思議な感じは何かしら?
広場で休憩をしようと向かうと
綺麗な美しいくそれでも何処か悲しくて儚い音色が聞こえた。
そこに近づいて見ると
15歳ぐらいの男の子がいた
「女神と精霊の子どもみたいね。」
と咄嗟に口走っていた。
私の声に気づいた男の子は驚いた表情になり私の方へ駆けてきた。
「久しぶりだね、今まで何処にいたの?
一時は国中がパニックになっていたんだよ。」
私の頭の中はハテナマークでいっぱいだった。
「僕の事覚えてない?一緒に遊んだり悪霊退治に行ったりしていたのに?」
悲しそうな顔を隠すように俯いた
「ごめんね。覚えていないの」
「……そっか…。でも1つだけ覚えてくれていたね♪僕が女神と精霊の子どもだってこと!!」
「貴方を見たら咄嗟にそう思ったから」
「僕の名前は、『明星』(メイセイ)元の姿は今は見せれないけど後で見せてあげるよ。きっと思い出すよ!!」と明るく言うと微笑んだ眩しい太陽のような明るさで…。
「私の名前はエクラシアよろしくね。」
「へぇ~外の世界ではエクラシアって言うんだね」
「??ここに居たとき私は何て呼ばれてたの?」
「あだ名は『明女』本名は『光星 』って呼ばれてたよ。明女って言うのはねこの国を明るく照らす女神の子どもって言う意味で光星は、星の導きによって2人が合わさったときに導き悪を追い払う・消滅させると言う意味だよ」
「意味まであったんだね。」
後ろに居た護衛と侍女たちが近寄ってきて
「そろそろお戻りにならないと間に合いません」
と言ってきたので
「えぇ、わかったわありがとう。」
と言っ明君の方を向いて
「もう時間みたい。ありがとう、楽しかったわ明星君また素敵な音色を聴かせてね。」
「うん、わかった。また後でね明女様」
そう言って城へ帰った。

昼食をとりドレスに着替え護衛の人に挟まれ女王様の自室におもむいた。
ドアの前に居た護衛さんが
「光星姫君が参られました。」
「ぞうぞ中へお通しください。」
中に入るとソファーに座って優雅に紅茶を飲んでいる女神様をじっと見つめてしまった。
慌てながら
「わたくし エクラシア・ムーンと申します。
謁見のお時間をお取りくださり
ありがとうございます。」
「そんなに固くならないで、久しぶりにに我が子に会えたのに…家族に話すように話してくださいね」
勧められたので向のソファーに腰を掛けるとノック音が聞こえた。
「入っていらっしゃい」
と言う声にしたがって入ってきたのは、先程広場で会った明星君だった。
「お母様・明女様お待たせして申し訳ございません
お伺いする前に少々足止めを喰らいまして…」

?今お母様って言ったよね?それに女王様は始め何て言ったかしら?たしか『せっかく家族に会えたのに』っておっしゃってなかったかしら?
「忙しい中ありがとう。さぁエクラシアさんの隣にお座りなさい。」
「はい、明女様お隣よろしいですか?」
「えぇ、どうぞお座りください。」
「さてお互いに名乗るのが常識だけど…エクラシアさんと明星はお互いに知っているようだから省きましょう。エクラシアさん聞きたいことがあるのでしょう?言ってみてください」
「はい、私はこの国で育ったのですか?」
「貴女とくっついている魂はこちらで育ったわ
私の子どもだったわ。でも悪霊退治に行った貴女の魂は帰ってこなかった…。それから18年の月日が流れた。そしてその魂の体は朽ち果てたわ…だから戻ることは出来ない。」
「女王様は私をこの国に閉じ込めて元の国へ帰らせてくれないのですか?」
「出来たら帰って欲しくないわ、この国の次期王女として残って欲しい。でもそうはいかないようね貴女を心配し待っている方々が居られますもの」
「明星と私 明女は婚約者てすよね?」
この問いには明星が答えてくれた
「そうです。私は女王様の従姉妹にあたります。
そして明女様は私と唯一の番として星の巡りで産まれてきました。でもエクラシアとしての婚約者が既に居るようなので…。」
「この国を私の代わりに継いで明星と婚約する人を変えられないのですか?」
この問いには女王様が
「番は唯一無二の存在例え別の方と結婚しても子どもは出来ません。悪霊を祓う力もありません。
ただのお飾りにしかならないのです。」
「思い付いたのですが…私が定期的にこちらに赴き悪霊を祓ってはいけないのでしょうか?」
「それでも大丈夫だと思いますが…この国と貴女の国からではそうとうな距離があるので…。」
「この国の瞬間移動陣を開けてくだされば大丈夫です。それに貿易の方も開国していただけると嬉しいのですが…。」
「陣の方はどうにかしてみます。
しかしその陣を使えるのはそうとう魔力が強い者しか開かないと思います。貿易の方は暫く考えさせてください。」
「分かりました。」
「質問は以上ですか?」
「?はい、以上です。ありがとうございました」
「こちらからも質問してもいいですか?」
と明星君が聞いてきたので「えぇ、良いですよ」と二つ返事で答えた。
「どこまでこちらの記憶がありますか?」
「広間で言った 明星君が女神と精霊の子どもだってことと小さい頃ここの泉で私の国の国王様に会ったこと。明星君の笛のねが好きなこと・私は女王様の娘ではなく町娘であること。それぐらいしか覚えていません。」
「やっぱり知っていたのですね。
貴女が町娘であることを」
「はい、何処かでこっそりと聞いてしまいあの泉で心を癒していた所で国王様に出会いました」
「質問は以上です。どうしますか?帰りますか」
「えぇ、流石にこれ以上ご迷惑をお掛けするのもいけませんし自国で待っているかたも居られますものそれに私の部屋でずっと待っているようなので
あの陣を試しに使って帰らせてもらいます」

そう言って自室に戻りに彼らを寝かして
陣を発動馳せた。
ついた場所は自国の王宮にある陣の中だった
伝令鳩を飛ばし自分の部屋に戻りシリウス王子と兄さんを各自の部屋に届けて
やっと落ち着いて寝れるようになった。

現時点の時間は深夜3時である
伝令鳩をに皆が気づくのは3時間後の事であった。

ふぅ~結構流れを戻すのって大変でした…
シリウス王子の出番がおもいきり消えてしまいましたが…うん気にしない。

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